11月23日に明治安田生命Jリーグ第32節ヴィッセル神戸対セレッソ大阪の試合が行われました。
注目を集めたのは、ヴィッセル神戸の「VIP」です。
元スペイン代表のダビド・ビジャ、アンドレイ・イニエスタと元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキーが揃って先発出場しました。
この三人が揃って先発するのは3月30日のガンバ大阪戦以来、8か月ぶりでした。
試合展開
https://twitter.com/Podolski10/status/1198183447337947137
自力でJ1残留を決めたい9位ヴィッセル神戸とACL圏内に入りたい5位セレッソ大阪の阪神ダービーでした。
試合展開として、順位では下位のヴィッセル神戸が主導権を握っていました。
イニエスタを中心に中盤を支配して、何度もセレッソゴールへと攻撃を繰り返しました。
ビジャもヘディングシュートやミドルシュートでゴールを狙いますがセレッソのコンパクトな守備でゴールを奪うことはできませんでした。
試合終盤になってもお互い譲らずに0-0の時間帯が続きました。
そんな均衡を破ったのは古橋選手でした。
日本代表にも選出されている注目FWがセレッソゴールをこじ開けます。
山口選手からのパスを華麗にトラップして流れるような動作でシュートしました。
ゴールの隅をつかれたシュートをセレッソ大阪GKは止めることができませんでした。
結局、この1点が決勝点となり、ヴィッセル神戸が勝利してJ1残留を決めました。
ヴィッセル神戸はJ1残留が確定
勝利は最高だ✨
ニコ happy birthday✨ pic.twitter.com/wYI6y9bDQC
— 那須大亮 (@nasudaisuke02) November 23, 2019
第31節までの順位が10位であったヴィッセル神戸ですが、今節の勝利でJ1残留を決めました。
今シーズンのJ1リーグは大混戦ですね。残り3節の時点でも降格の可能性を残したチームが多くありました。
残留を決めたヴィッセルは一安心といったところですね。
それにしても、世界的スターを多く抱えたチームであっても苦戦が強いられる状況を見ると、Jリーグのレベルが高くなってきている証かもしれませんね。
最後のVIPになるかもしれない?
https://twitter.com/visselkobe/status/1198084183563759619
元スペイン代表のダビド・ビジャは今シーズン限りでの引退を表明しています。
今シーズンは今節までに27試合に出場して12ゴール、2アシストという記録を残しています。
今シーズンのリーグ戦はあと2試合です。
また準決勝まで勝ち上がっている天皇杯もあるので、最低3試合は残されています。
しかし、今回揃って先発したのも8か月ぶりということで、各々のコンディションが整わないと厳しい一面があります。
ファンとしては、やっぱり三人そろった試合が見たいと思いますが、簡単なことではないようですね。
ビジャが引退を表明した以上、三人が揃う可能性があるのは3試合のみです。
願わくばまた見たいと思いますが、もしかしたら今節がVIPが揃う最後の試合だったかもしれません。
誰もが知る世界のスーパースターが日本で見られる状況に感謝しないといけませんね。
ビジャに続くJリーガーは誰だ
Juntos hemos alcanzado lo que parecía imposible. Me siento un afortunado por haber hecho historia a tu lado, amigo. Te deseo todo lo mejor en tu nueva etapa Guaje! pic.twitter.com/UuD6M561YH
— David Silva (@21LVA) November 13, 2019
今シーズンはJリーグで多くのスター選手が活躍しました。
しかし、サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスやヴィッセル神戸のビジャが引退を表明しました。次にJリーグに来る世界的スターは誰なんでしょうか?
Jリーグに来る可能性がある選手として、マンチェスターシティのダビド・シルバ選手がいます。
ダビドシルバ選手は現在33歳です。
ダビド・シルバ選手はマンチェスターシティと2020年まで契約が残っていますが、その後の延長はしないと表明しています。
また新天地に関してもヨーロッパ以外を希望しているようです。
そこで獲得を目指しているのがヴィッセル神戸とコンサドーレ札幌です。
交渉が本格化するのは年明けの1月以降になると思われます。
ビジャ選手が引退して資金に余裕ができたヴィッセル神戸が現状では有利という見方ができますが、スペイン代表として125試合に出場したスターはJリーグに来るのでしょうか。
来るとしたら、またJリーグが盛り上がることは間違いないですね。
まとめ
とりあえず、ヴィッセル神戸は自力でのJ1残留を決めて、一安心といったところですね。
資金力を生かして大幅な強化でJ1優勝を狙えると思われていた開幕当初からすれば不本意なシーズンと言われてもおかしくはありません。
しかし、そこにJリーグの発展を見ることもできます。
単に世界のスター選手を獲得したからと言って簡単に勝てるようなリーグではないということがわかりました。
また、世界のスターがJリーグでプレーすることで、それに続く選手が増えるので近年のJリーグはますます目が離せません。
ダビド・ビジャが引退しても次に来るスターを待てる時代がJリーグにも来ました。来シーズンにも期待が持てますね。