今回は「盗塁」の記録にテーマをしぼってお届けしたいと思います。
豪快なパワーで魅せるホームランもいいけど、ハラハラドキドキのスピードが光る「盗塁」も野球の華の一つですよね!
その盗塁ランキングを今回はご紹介します。
通算の日本記録や、1シーズンの最多盗塁、またメジャーリーグについても触れていきますので、ぜひ最後までおよみください!
日本プロ野球で通算盗塁が一番多いのは誰?
福本 豊
2401試合 .291(8745-2543)
208本塁打 884打点 1065盗塁 64犠打阪急(1969-1988)pic.twitter.com/vlrnOkXRk6
— プロ野球通算成績bot (@npb_player_bot) December 28, 2019
日本プロ野球で通算盗塁が一番多いのは、福本豊さんです。
その通算盗塁数は「1065」となっています。
2位が596盗塁(広瀬叔功さん)で、その差はほぼ倍近く差がありますね。
福本豊さんの通算出場試合は「2401」試合ですので、2試合に1回は盗塁していたことになります。
もちろんこの数字はすごいのですが、福本豊選手のすごさを表す逸話が「クイックモーション」に関するものです。
クイックモーションとは、投手が投球動作を小さく素早くすることで盗塁を防ぐ投法のこと[1]。クイック投法、略してクイックとも呼ばれる。
今では当たり前となったこの投球動作ですが、実は福本豊さんによって生み出されたと言われています。
当時福本豊さんが所属していた阪急ブレーブスのライバル、南海ホークスのキャッチャーだった「ノムさん」こと野村克也さんが、あまりにも福本豊さんへの対抗策として、キャッチャーの肩だけに頼るのではなく、足を上げずに投球する「クイックモーション」を開発したと言われています。
現に、福本豊さんも「最も盗塁を殺されたのは野村克也さん」と発言しています。
でも、データを調べてないから分かりませんけど、一番殺されているのはノムさん(野村克也)でしょう。
盗塁数だけでなく、その後の野球の伝統を変えてしまった、福本豊さんはやはり「レジェンド」ですね。
日本の1シーズンで「盗塁」記録を持っているのは?
1シーズン記録は…、やはり福本豊さんです(笑)
1972年度の「106」盗塁が最多です。
ほとんど毎試合盗塁していたことになりますね。
1シーズンの盗塁数は1位から3位まで福本豊さんが独占しています。
1位 106盗塁 1972年
2位 95盗塁 1973年
3位 94盗塁 1974年
さらに29位まで、2019年現在の現役選手はいません。
いかに現在のプロ野球がランナーにとって走りにくい環境かわかりますね。
2020年以降、このレジェンド達の記録に迫る選手が現れるのか、楽しみにしたいところです。
2019年の盗塁ランキングと2020年盗塁王の予想!
‘19年阪神タイガースのmasterpiece
近本光司‘20年の未来予想図
①リーグ優勝
②最多安打
③首位打者
④盗塁王阪神タイガースファンの
皆さん
これで‘20年セリーグMVP
頂いた宜しいでしょうか。『地球には阪神タイガースファンがいます』
『私たちは阪神タイガースファンという名の民族です』 pic.twitter.com/3pS6uxJonZ
— peugiormin×peugiormin (@peugiormin) December 27, 2019
#seibulions#金子侑司 選手 pic.twitter.com/ZXiTyvUuZl
— にんじん🐈 (@ka____neko7) December 30, 2019
2019年セ・パの盗塁数ランキングをご紹介します。
セ・リーグ
1 近本光司(阪神) 36盗塁
2 山田哲人(ヤク) 33盗塁
3 大島洋平(中日) 30盗塁
4 鈴木誠也(広島) 25盗塁
5 京田陽大(中日) 17盗塁
6 増田大輝(巨人) 15盗塁
8 野間峻祥(広島) 14盗塁
8 重信慎之介(巨人)14盗塁
8 梅野隆太郎(阪神)14盗塁
8 菊池涼介(広島) 14盗塁
2018年ドラフト一位、新人最多安打記録を達成した、近本光司選手が2019年の盗塁王です。
2020年、そのライバルになるのは、山田哲人選手が最有力ですが、バレンティン選手が移籍したことで、盗塁数は減少すると予測します。
山田哲人選手の後を打つ、バレンティン選手の場合、捕手は50cm程後ろに構えていたそうです。
バレンティン選手がバットを大きく後ろに振り回すからですね。
そのため、陰ながら山田哲人選手の盗塁をサポートしていたのです。
そのため、2020年も阪神のスピードスター、近本選手が盗塁王最有力と予想します。
パ・リーグ
1 金子侑司(西武) 41盗塁
2 源田壮亮(西武) 30盗塁
2 福田周平(オリ) 30盗塁
4 荻野貴司(ロ) 28盗塁
5 周東佑京(ソフ) 25盗塁
6 西川遥輝(ハム) 19盗塁
7 木村文紀(西武) 16盗塁
8 岡大海 (ハム) 13盗塁
9 辰巳涼介(楽天) 13盗塁
西武ライオンズの俊足コンビがワンツーフィニッシュです!
彼らのライバルになるのは、周東佑京選手ではないでしょうか。
プレミア12の侍ジャパンにも代走要員として選出され、見事その期待に応えてくれました。
2019年のランキングは25盗塁ですが、ほとんど全て「代走」での途中出場によるものなんです。
スタメンででれば、どれだけの盗塁数になったのでしょうか…。
周東佑京選手の課題の打撃力がアップすれば、レギュラーになれる可能性もあります。
そして、その時には若鷹軍団のリードオフマンとして、盗塁王が近づくのではないでしょうか。
メジャーの盗塁記録をチェック!
MLB NEWS@なんJ : リッキーヘンダーソン(32) .325 28本 65盗 https://t.co/MJ9xNjsxsc pic.twitter.com/Ywr7wcWoPT
— MLB NEWS@2chなんJまとめ (@mlbnews2ch) December 28, 2018
続いてメジャーリーグの記録を見ていきましょう。
メジャーリーグの通算最多盗塁は「1406」盗塁のリッキー・ヘンダーソンです。
試合数が日本のプロ野球より多いとはいえ、すごい記録ですね。
1シーズンの記録もすごくて、「130」盗塁です。
ほとんど毎日盗塁してたんではないでしょうか。
リッキー・ヘンダーソンは1979年にデビューし、その後2003年まで長い間メジャーリーグで活躍しました。
また「通算得点(2295得点)」もメジャーリーグ最多です。
盗塁してホームに帰ってくる、リッキー・ヘンダーソンが「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」と称されるのもわかりますね。
通算試合3081試合、3055安打、297本塁打、出塁率.401、OPS.820と、まさにメジャーリーグの伝説の選手の一人です。
盗塁動画
まとめ
ここまで、スピードが魅力の「盗塁」についてまとめてみました。
・日本の最多盗塁は福本豊さんの「1065」盗塁
・日本の1シーズンの記録も福本豊さん(106盗塁)
・2019年はセ・リーグが近本選手、パ・リーグは金子選手が盗塁王
・2020年は周東佑京選手に注目
・メジャーリーグで盗塁といえば、リッキー・ヘンダーソン
2020年もスピードスターに注目していきましょう!