破竹の勢いで快進撃を続けたラグビー日本代表。
開幕前の心配をよそに、日本開催のラグビーワールドカップは大成功となっています。
今でこそラグビー日本代表選手はテレビにも引っ張りだこでヒーロー扱いですが、「ラグビー選手はむさい!」「暑苦しい」なんて、特に女子ウケはイマイチでした。
スクラム組んで押し合うなどのプレースタイルもありますが、多くの選手がヒゲ面なのも大きな要因ではないでしょうか。
そもそもラグビー選手にはなぜヒゲ面が多いのでしょうか?
日本代表選手と海外もラグビー選手はヒゲだらけ
現日本代表を見てみても、ヒゲモジャ状態のキャプテンリーチマイケル選手をはじめ、ほとんどの選手がヒゲ面。
モジャスタイルだけでなく、稲垣選手とかは口ヒゲちょろっとでジャパニーズマフィアなんて言われているし、正直ヒゲが似合わないなんて思える人もいますが多くがヒゲ面。
日本代表の8割方がヒゲでそれは今に始まったことではなく、元日本代表を見てもあの五郎丸選手も、ドラマノーサイドゲームでの浜畑こと廣瀬選手も今はヒゲじゃないのに日本代表現役時はヒゲを生やしていたのです。
しかも、ラグビー選手ヒゲ面は日本代表に限ったことではなく、若いサンタクロースみたく長いヒゲを蓄えている選手も少なくありません。
これはラグビーのルールで『ヒゲが義務付けられている!?』なんて思ってしまうほどです。
ラグビー選手にヒゲが多い理由
ラグビー選手にヒゲが多い理由、別にラグビールールでヒゲを蓄えよなんていうことはありません。
一言で言ってしまえば、「迫力を付けるため」なんです!
よく学生時代に、「お前は顔が優しいからヒゲを生やして迫力を付けろ」なんてコーチに言われる人が多いようですよ。
つまり、心優しい力持ちってことですよね。
一度リーチ選手とか完全にヒゲを剃った姿も見てみたいですけどね。
だけど、稲垣選手はヒゲを剃っても笑わないから怖いものは怖いですけど。
ラグビー選手にとってヒゲは迫力を付け威圧感を与えるだけでなく、一種のみんながやっているトレンドになっているように思えます。
同じような迫力を付ける理由に、ラグビーのユニフォームは横縞が多い点もあります。
横縞のほうが目の錯覚で体が太く大きく見えますからね。
分かりやすいのがラグビーアルゼンチン代表で、アルゼンチンはナショナルカラーとして、色んなスポーツのユニフォームが水色・白のストライプですが、サッカーは縦縞でラグビーは横縞なのです。
サッカーはスマートに見えても良いですからね。
田中選手は小学生に見られた!?
ある種ネタになっているのが、日本代表田中史朗選手のヒゲエピソード。
身長166cmで、顔もご覧の通り童顔。
そのため、23歳のときにコーチから「お前は小学生にしか見えないからヒゲを生やせ」と言われたそう。
田中選手のキャラクターもあり、きっと「すべらない話」的なネタ話になっていますが、確かに小学生には見えなくてもタックルされても大丈夫そうな感じに見えちゃうかもしれませんね。
それでも、海外の巨漢選手に果敢に向かっていって倒しちゃうんだから、まさに小兵ヒーローです!
ヒゲのせいでドーピングにひっかかった日本代表も
また、ヒゲエピソードで悲劇を招いてしまった日本代表選手もいます。
それは、フルバックの山中亮平選手。
山中選手も他の選手同様、ヒゲを生やそうとしたものの、なかなか体質的にヒゲが生えづらく、なかなか生えない。
そこで、山中選手は通常髪の毛に使う育毛剤をヒゲにつかったのが悲劇の引き金でした。
その育毛剤に禁止薬物成分が入っていて2年間の出場停止になってしまったのです。
早くヒゲを生やしたいと、育毛剤に手を出しちゃう気持ち凄く分かりますよね。
まさか、それがドーピングにひっかかるなんて夢にも思わなかったでしょう。
2年間の出場停止になってしまった山中選手ですが、試合に出られないものの、ウエイトトレーニングなどできることを繰り返して、出場停止明け後は前と変わらぬパフォーマンスを出せたというから、この2年間の苦労が生きているのでしょうね。
ちなみに、現在山中選手はヒゲを生やしています。
予想ですが、ヒゲが生えにくい体質なら、きっとそこまで手入れしなくても大丈夫なのかもしれません。
まとめ
今回は「ラグビー選手がヒゲを生やす理由」についてまとめてみました。
やはり、オールブラックスのハカもそうですが、相手がおののくくらいの威圧感を与えることができれば、やはりスクラムとかで迫力勝ちになりたいですかね。
それにしても、ヒゲを生やす努力をしている選手もいるなんて、まさに知られざる苦労といった感じです。