優勝賞金●●万円!
とても夢のある話ですよね!!
これはプロスポーツの醍醐味でもあります。
そこで今回はロードレースに焦点を当てて国内外における大会の賞金を紹介しながら選手の年俸についても触れていこうと思います!
他の競技のトッププロスポーツ選手の年俸とも比較していくので最後まで要チェックですよ!
ロードレースの賞金はいくらなの?
今年のツール・ド・フランスをさまざまな角度から振り返るアフターコラムがスタート。第1回は最年少マイヨジョーヌや獲得賞金額、そして異例の暑さなど、データや記録を通して分析します。https://t.co/lJbtbQ9VnV pic.twitter.com/yxhymt9adY
— Cyclist(サイクリスト) (@cyclist_sanspo) August 1, 2019
ロードレースで最もメジャーな大会が『ツール・ド・フランス』と呼ばれるものです。
そして、この大会の優勝賞金が数あるロードレース大会の中で最高峰のものとなります。
賞金の総額はなんと『約2億5,000万円』
その中から成績に応じて賞金を振り分けていきます。
もちろん、1番成績の良かった選手に最も多くの賞金が与えられます。
その額は『約6,000万円』なんです!
家や高級車が買えますね!
では、日本国内のレースではどうでしょうか。
国内の実業団が参戦するJ PRO TOUR(読み方はジェイプロツアー)を例に出してみましょう。
こちらも総合成績がトップの選手に最も多くの賞金が与えられます。
その額なんと『200万円』
え?桁が1つ少ないんじゃないかって?
いえいえ、これであってるんです。
ツール・ド・フランスとものすごい差ですよね。
実は日本のロードレースの大会は賞金無し、もしくは公表されないことが多いのです…。
しかも、このJ PRO TOURが賞金200万円になったのはつい最近のことでついこの前までは100万円でした。
賞金の差は世界とくらべてみると大きく、日本のロードレースはまだまだ発展途上ということになりますね。
これからに期待しましょう。
それって安いの?高いの?
ツール・ド・フランス総合優勝者の賞金が約6,000万円とお話ししましたが、数字だけみてもパッとしませんよね。
他の競技(個人種目)の賞金と比べてみましょう。
世界陸上の種目優勝者に与えられる賞金は約1000万円。
水泳世界選手権の優勝賞金が490万円。
テニスの全米オープンの優勝者に与えられる賞金が約4億円…。
競技によってものすごいバラツキがありますね。
これらとツール・ド・フランスの賞金を比べてみると…。
意外と悪くないのでは!?むしろいい方に思えてきますよね。
でも実は安いんです。
ツール・ド・フランスは21レースを走り、その総合成績で総合優勝者を決めます。
優勝賞金6,000万円を21で割って1日あたりの賞金に換算してみると…。
約286万円になります。
また、この賞金は大抵の場合、所属チームへと渡るので直接選手のふところに入るわけではありません。
いかがでしょうか?
世界規模の大会としてはちょっと…という感じがしますよね。
となると、J PRO TOURの賞金が200万円ですから、日本のロードレースの賞金はものすごく少ないということがわかります。
賞金はどこからでてくるの?
賞金は大会主催者・スポンサーから支払われます。
自転車競技連盟からは賞金の付与はされていません。
スポンサーの存在って偉大ですね。
また、日本と海外のロードレース環境の違いとして、文化としてロードレースが強く根付いている海外の地域では毎週のようにレースが行われています。
しかも賞金つきでお小遣いも稼げます。
日本の場合、そんな頻繁(毎週のよう)にロードレースは開催されていませんし、賞金が用意されているケースはなかなかありません。
ですが、大会の上位入賞者にご当地の特産品を賞品として贈呈することがよくあります。
おもてなしってやつですね!
選手の年俸は?
選手の年俸…気になりますよね。
世界選手権を三連覇しツール・ド・フランスをはじめとした、多くのレースで活躍しているペーター・サガン選手の年俸は約7億6,000万円だといわれています。
さらに彼はCMの出演や多くのスポンサーとも契約しているので+αの収入もあるみたいです。
さて、この数字は世界のトッププロスポーツ選手として多いのでしょうか。
サッカーのFCバルセロナ、メッシ選手の年俸は約135億円。
野球のメジャーで活躍しているダルビッシュ有選手の年俸が約25億円。
7億6,000万円という額は決して高くはなさそうですね。
日本国内の選手の場合どうでしょうか。確かな数字は明らかになっていませんが、国内トップレベル実業団の選手で同世代サラリーマンの平均年収を瞬間的に超えるとの話があります。
ですので、トップではない選手たちはロードレースだけでご飯を食べていくのは難しそうです。
まとめ
ロードレースと他の世界的にメジャーなスポーツとでは、トップレベル同士だとしても年俸に大きな差があることがわかりましたね。
ロードレースは世界一命がけで過酷なスポーツだといわれています。
それにもかかわらず、ツール・ド・フランスの賞金総額・分配額はずっと変わっていませんし、これに対して賞金が少なすぎると異議を唱えている人が大勢います。
ロードレースを世界的にメジャーなスポーツにしていくためには、大会の優勝賞金や選手の年俸をもっと上の水準に引き上げていくことが重要になってきそうです。