2019年10月10日(木)に、2022年カタールワールドカップのアジア2次予選のモンゴル戦が行われました。
前半の序盤は攻めあぐねる展開でしたが南野拓実選手のゴールを皮切りに、続々と追加点を奪っていき6-0の大勝を収めました。
6点の中にはドイツのフランクフルトで、活躍中の鎌田大地選手の代表初ゴールや長友佑都選手の代表では10年振りとなるゴールも含まれています。
チームとしても相手のチャンスをほとんど作らせずに、危なげなく勝ち点3を獲得したのでポジティブな試合となりました。
現在、日本は2次予選で2連勝中ですが、他グループのアジアの強豪チームがどのような戦いをしているのか調べてみました。
アジアの強豪国その1『オーストラリア』
まずは過去のアジアカップやワールドカップアジア予選で、幾度と日本との死闘を繰り広げてきたオーストラリアです。
オーストラリアの現在のFIFAランキングは44位です。
この数字はアジアの中では4番目に高い数字です。
2次予選では2試合を終えて、クウェート(3-0)・ネパール(5-0)を相手に2連勝しています。
2勝0敗と危なげなく勝ち点を積み上げている印象です。
2試合で8得点をあげてなおかつ無失点で抑えている所に、やはり他国との差を感じざるを得ないですね。
また、注目ポイントとしては得点者の内訳です。
マシュー・レッキー 2ゴール
アーロン・ムーイ 1ゴール
ジェイミー・マクラーレン 3ゴール
ハリー・サウター 2ゴール
得点者自体は4人ですが、複数点をあげている選手が3人います。
まだ2次予選ですのでメンバーも試しながらの戦いをしているとは思いますが、複数点をあげられる選手が多いのは選手層のアツさを物語っていると考えられます。
アジアの強豪国その2『韓国』
続いては、日本の永遠のライバル韓国です。
韓国も日本同様にヨーロッパで活躍する選手が増えてきております。
しかも、イングランドの強豪トットナムに所属しているソン・フンミンや、スペインのバレンシアに所属する18歳の期待の新星イ・ガンイン等、タレント性ではアジア最高と言えます。
韓国もオーストラリア同様、2次予選開幕2連勝をあげています。
トルクメニスタン(2-0)スリランカ(8-0)と格下相手ですが、着実に勝ち点を獲得しています。
また2試合で10ゴールあげているので、得失点差でも大きくプラスとなっています。
スリランカ戦ではエースのソン・フンミン選手が2得点。
中国スーパーリーグの上海申花所属のキム・シンウクが4得点をあげるなど決めるべき選手がきちっと仕事を果たしている様子が伺えます。
ジアの強豪国その3『イラン』
続いては、現在のFIFAランキングでアジア最高位のイランです。
イランは古豪としてアジアでは昔から結果を残してきた国ですが2018年ロシアワールドカップの出場権は逃しており、次のワールドカップにかける思いはとても強いのではないかと考えられます。
また、イランと同じグループには日本の本田圭佑選手が実質的な監督を務めているカンボジア代表も属しています。
イランもやはり韓国・オーストラリア同様で、二次予選開幕2連勝スタートを飾っています。
更に、前述のカンボジア代表相手には14ゴールをあげて完勝するなど、二次予選でも一切手を抜くことなく戦っています。
カンボジア戦ではサルダル・アズムン選手と、カリム・アンサリファルド選手が揃ってハットトリックをあげるなど多彩な攻撃を見せています。
まとめ
我らが日本代表も二次予選は開幕2連勝と好調なスタートダッシュを切ることが出来ました。
しかし他のグループの強豪国も、危なげなく勝ち点を積み上げていることがわかりましたね。
この結果を見るとまだ2次予選の段階では、どこのグループも強豪国と他国との差がはっきりしていることがわかります。
差がはっきりしているとはいえ、2次予選を勝ち抜くためにはグループで1位にならなければなりません。
もし、グループ2位になると他グループの結果次第では最終予選に進めない場合があります。
日本代表の今後の2次予選の戦い方としては、まずは全ての試合に勝利してグループ1位となり最終予選進出を決めること。
そして最終予選であたるであろう他グループの強豪国に負けないチーム力を、2次予選を戦う中でつけることが必要になってきます。
チーム力に目を向けず目先の勝利にこだわっていては、最終予選を勝ち抜くことは難しいでしょう。