近年では、高校生でありながらもプロとして活躍しているサッカー選手が増えてきています。
今回は、そのような選手の契約の形態などを、ヨーロッパと比べながら紹介していきたいと思います。
Jリーグは子供の成長を第一に考えてくれる
2020明治安田生命J1リーグ
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— Jリーグ (@J_League) January 10, 2020
日本のJリーグでは高校の卒業を間近に控えた『高校3年生の2月からしかクラブとプロ契約を結べない』という規定があります。
これは、高校生までは勉学に励み、高校を卒業してからプロとして働き始めるのが日本における社会的通年とされているからです。
クラブ側としても、高校生とプロ契約を交わして、月に何十万のお金を与えるのは、その選手の健全な成長に支障をきたす可能性があるので、高校を卒業してからプロ契約をするのが正当と見ているようです。
一方で、ヨーロッパでは15・16歳とプロ契約をするということがざらにあります。
ヨーロッパの有望な選手たちは、早い段階でプロとして生きていくと決意し、契約に至るようです。
また日本では18歳未満の選手には他のクラブは干渉できないという規定があり、これによって選手が守られているという側面があります。
しかし、ヨーロッパでは、若い有望株の選手は複数のクラブによって、国内で争奪戦になることが少なくありません。
そのため、選手の健全な成長を確保できているかどうかは怪しいと言えます。
プロ契約をしたら通信制高校を選択する!?
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[ SAMURAI BLUE(日本代表) vs ベネズエラ代表 ]大久保に代わり投入された香川真司(C大阪)。時間が短く持ち味を出すまでには至らなかったが、積極的なプレーを見せた。 pic.twitter.com/Am7H5RxFTF— ゆきめがね (@yuki__megane) January 31, 2015
先ほど日本では18歳未満の選手は基本的にプロ契約を結ばずに高校に通うと述べましたが、その例外として『18歳未満の選手でも高校在学中にプロ契約を交わす』という事例がいくつかありました。
例えば、日本代表にも選出歴のある香川真司選手は、高校2年生の16歳でセレッソ大阪とプロ契約を結びました。
このとき、香川選手はプレーに集中するために、通信制の高校に転校しました。
このように、高校在学中にプロ契約を結んで、通信制高校に転校するというケースは近年増えてきているようです。
さらには、18歳未満でのプロ契約を見越して初めから通信制高校に入学する選手もいるようです。
その背景としては、20歳くらいでヨーロッパへ移籍をして活躍したいという、選手の意識の変化があるようです。
実際に世界には10代で世界のトップクラスのクラブに在籍して活躍している選手がたくさんいるので、その選手たちと肩を並べるための選択ともいえるでしょう。
中学生でも、親の年収を超えられる世界!?
【公式】(@PSG_inside)
シャビ・シモンズ
🇳🇱U16オランダ代表 / 16歳 / CM
バルセロナ🇪🇸(カデーテA)
↓
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— Mercato Japan (@mercato_jp) July 24, 2019
18歳未満でもプロ契約が結べるとなると、その年齢から報酬というものが発生します。
そのため、たとえ中学生ほどの年齢でも大金を稼ぐことができる可能性はあります。
実際に、ドイツのブンデスリーガのあるクラブが日本の高校生に年収1,000万のオファーを出した事例があります。
また、バルセロナの下部組織でプレーしていたある選手は、パリサンジェルマンに年棒100万ポンド、日本円でなんと1億4,000万円で移籍した事例もありました。
年収ってどうやって決まってるの?
野球とJリーグ 平均年収 選手寿命 #ntv pic.twitter.com/6Ve0TMyJOK
— 祐貴 (@yuhki827) January 27, 2014
プロのサッカー選手はお金持ちというイメージがありますが、実際に年収というものはどのように決まっているのでしょうか。
Jリーグでは、報酬の水準等によりABCという3つの形態に分けられており、始めてのプロ契約は原則につきC形態での契約となります。
C形態は、基本年収が460万円となっています。
そのあとは、出場実績によって形態が変動していく仕組みになっているようです。
しかし、これは日本のローカルルールであり、他の国のクラブに移籍する際は適用されないようです。
まとめ
今回はJリーグにおける選手との契約について説明しましたが、知らない決まりや事例が多かったのではないでしょうか?
特に、高校生でありながらプロとして活躍している選手も増えてきているので、紹介した規約などを知っておくと今後の契約に関するニュースなどが理解でき、面白いと思うかもしれません。