今回は「ヒット」ランキングに注目したいと思います。
日本で最も多くの「ヒット」を放った選手は誰なのでしょうか。
「あの選手?」とお気付きかもしれませんが、予想通りかどうか、チェックしてみてください!
また、「現役選手」「連続試合安打」「サヨナラヒット」のランキングも調べていますので、ぜひ最後までお読みください。
日本の通算安打ランキングベスト10!
張本勲
バッターボックスでの
「立ち位置」を
ものすごく気にしていた。軸足の位置を
ホームベースを基準にして
バットで計って決めていた。「立ち位置」が
バラバラになってしまうと、
内外の感覚だけでなく、
高低の感覚もズレてしまう。つまり選球が、
出来なくなってしまう。こだわろう! pic.twitter.com/L3UsQARkm2
— 世界一の指導者 ~野球と羽球の二刀流~ (@world1_tom_bb) December 9, 2019
それではまず、通算安打ランキングをチェックしていきましょう。
ご覧頂く「通算安打」はNPB限定とさせていただいております。
そのためあの選手は…どうなっているのでしょうか。
1位 張本勲 3085
2位 野村克也 2901
3位 王貞治 2786
4位 門田博光 2566
5位 衣笠祥雄 2543
6位 福本豊 2543
7位 金本知憲 2539
8位 立浪和義 2480
9位 長嶋茂雄 2471
10位 土井正博 2452
トップは打撃の神様と呼ばれる、張本勲さんです。
「名球会入り」の基準とされる「2000本安打」を遥かに超える3000本安打はまさに日本プロ野球の金字塔でしょう。
ニュース番組などで「ご意見番」として発言しているのもうなずけますね。
しかし、いまご紹介したのは「NPB」限定のため、「あの選手」がランキングに入っていませんね。
それではメジャーリーグでの記録も追加した「日米通算」のランキングを見ていきましょう。
1位 イチロー 4367
2位 張本勲 3085
3位 野村克也 2901
4位 王貞治 2786
5位 松井稼頭央 2705
6位 松井秀喜 2643
7位 門田博光 2566
8位 衣笠祥雄 2543
9位 福本豊 2543
10位 金本知憲 2539
ここで「イチロー」がランクインです。
まあ、当然ですよね。
張本勲さんを軽く上回る「4000安打」を達成しているのです。
2019年惜しまれながらも引退してしまいましたが、日本でも世界でも恐らく今世紀中にはこの記録を破る選手が現れるのは難しいのではないでしょうか。
「ゴジラ」こと松井秀喜さん、「リトル松井」松井稼頭央さんがランクインしているところも注目ですね。
現役選手ランキングベスト10!
ソフトバンク内川聖一内野手がパ・リーグの一塁手として初めてのシーズン守備率10割を達成した。
試合後「初めて知った。チームに迷惑をかけなくてよかった」と喜んだ。プロ19年目で初のゴールデングラブ賞も見えてきた。 pic.twitter.com/9LzaUbcoPC— S15丼(丼帝国公式) (@don46492) September 29, 2019
続いて現役選手のランキングです。
現役最高のヒットメーカーは一体誰なのでしょうか?
※2019年シーズン終了時点
1位 内川聖一 2171
2位 阿部慎之助 2132 ※2019年引退
3位 鳥谷敬 2085
4位 福浦和也 2000 ※2019年引退
5位 福留孝介 1897
6位 坂本勇人 1884
7位 栗山巧 1825
8位 中島裕之 1767
9位 今江年晶 1682
10位 松田宣浩 1638
現役トップは福岡ソフトバンクホークスの内川聖一選手です。
日本プロ野球において、右打者で1シーズン史上最高打率(2008年 .378)を残しています。
また、史上2人目の両リーグでの首位打者、また最多安打も達成。
さらに、歴代4位タイの「7年連続打率3割」、歴代14位タイの「通算8回の打率3割」の記録も保持しています。
一般的に一塁に到達するまでの距離が短い左打者のほうが、内野安打なる確率が高く、ヒットを量産するには有利と言われていて、実際ランキング内の内川聖一選手を除く、上位5人は左打者です。
もちろん内川聖一選手も全く内野安打を打たないわけではありませんが、シンプルにバットコントロールを頼りにこれだけのヒットを量産して現役トップの座に立っています。
内川聖一選手が「現役最高の右打者」と言われるのも当然ですよね。
「連続試合安打」記録をチェック!
ちなみに、コラム内で触れた高橋慶彦の目の下の黒いアレの証拠写真がこちらです(1980年カープイヤーブック) pic.twitter.com/61St1TM6HW
— オギリマ サホ (@ogirim) June 6, 2018
続いて、ちょっとマニアックな記録、「連続試合安打」を調べてみましょう。
1位 高橋慶彦 33
2位 長池徳二 32
3位 野口二郎 31
3位 秋山翔吾 31
5位 張本勲 30
5位 福本豊 30
5位 マートン 30
8位 ブラッグス 29
9位 バナザード 28
10位 桧山進次郎 28
1位は元広島東洋カープの高橋慶彦さんです。
この記録を達成したのは1979年6月6日から7月31日まで。
およそ2ヶ月間ヒットを打ち続けたことになります。
その後、シーズン最多安打記録保持者(216安打)、西武ライオンズの秋山翔吾選手など、多くの選手がこの記録に挑み続けましたが、いまだ破られておりません。
ちなみに、メジャーリーグの記録はなんと56試合。
ニューヨークヤンキースのレジェンド、ジョー・ディマジオ選手が記録しています。
ドラマチックな「サヨナラヒット」キングは?
オリックス 2006-08
神戸用ユニフォーム#清原和博#ORIXpic.twitter.com/NbRrUA7Diu— プロ野球 限定・復刻・サードユニフォームbot (@bot87630863) December 31, 2019
それでは史上最高にチャンスに強い?
目立ちたがり屋?
通算「サヨナラヒット」ランキングをチェックしていきましょう。
1位 清原和博 20
2位 野村克也 19
3位 王貞治 18
4位 長嶋茂雄 14
4位 広瀬叔巧 14
6位 立浪和義 13
6位 中村紀洋 13
8位 原辰徳 12
8位 金本知憲 12
8位 大島康徳 12
最も多くのサヨナラヒットを打ったのは、元西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、オリックスバファローズなどで活躍した、清原和博さんです。
PL学園時代には、桑田真澄さんと「KKコンビ」として活躍。
2017年に現広島東洋カープの中村奨成選手に抜かれるまで、甲子園1大会の通算本塁打記録(5本塁打)を保持していました。
当時の実況のアナウンサーに「甲子園は清原のためにあるのか」と叫ばせたのもうなずけますよね。
ドラフト1位で西武ライオンズに入団するとルーキーでいきなり高卒ながら「31本塁打」「123安打」打率「.304」を残し新人王に輝きます。
以後も素晴らしい成績を残しますが、残念ながら「首位打者」や「本塁打王」には恵まれず、「無冠の帝王」とも呼ばれました。
しかし、好機にめっぽう強く、西武時代の応援歌「チャンスに強い 清原」と歌われたように、レジェンドの王貞治さんよりも多くのサヨナラヒットを放ちました。
まさに「記録より記憶に残る」の選手の代表格ですね。
まとめ
ここまで「安打」にこだわってお届けしてまいりました。
通算安打は日本限定と日米通算でそれぞれ二人のレジェンドが記録ホルダーでした。
現役最高のヒットメーカー、内川聖一選手はどこまで二人の記録迫れるでしょうか。
また、破られない記録と言えば、高橋慶彦さんの連続試合安打記録に注目ですよね。
平成には現れませんでしたが、新たな令和の時代に期待しましょう!
最も多くのサヨナラヒットを打った「無冠の帝王」清原和博さん、やはりお祭り男でしたね。
日本野球の代名詞とも言えるスモールベースボール。
それを作るのが多くのヒットですよね。
ホームランいいけど、やっぱり繋ぐ野球には「ヒット」はかかせません。
今後はどのような「ヒット」記録が生まれていくのでしょうか。
楽しみしたいと思います。