高校サッカーと言えば年末年始にある選手権を目標として戦う姿のイメージが強いと思います。
Jユースと言えば、ニュースでも話題になりますが16歳でトップチーム昇格やトップチームの練習参加などプロ選手への近道になるようなイメージがあります。
高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ2019WEST
7/6(土) 第9節結果
@京都サンガF.C東城陽グラウンド大津高校 0-3 京都サンガU-18
完敗です。シュートもチャンスも少なくてほぼ何もさせてもらえず。この試合を糧にもっともっと成長してくれる事を期待しています。 pic.twitter.com/ysqfv4YQUy
— かさのすけ (@kasanosuke) July 6, 2019
現役プロ選手でJリーグや海外でプレーしている日本人の中でも高校サッカー出身、Jリーグユース出身と別れています。
具体的な違いは何なのか?どちらを選択したほうが良いのか?を解析していきたいと思います。
プロへの道筋が変わる
【試合結果】
高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ九州
2019.10.5[福岡フットボールセンター]
《第16節》
筑陽学園高 0-6 サガン鳥栖U-18
前半0-2
後半0-4
【得点者】
[鳥栖U-18]
11分 本田風智
31分 本田風智
55分 本田風智
59分 本田風智
61分 盧泰曄
91分 石原央羅 pic.twitter.com/JiMzgBTFlx— ⚽️福岡県高校サッカーフォトメディア (@kouichi1969) October 5, 2019
15歳の子供が現状を見つめなおし、プロになる為、3年間どのチームに在籍すればよいか、どのチーム行けばうまくなれるか等を考え双方を選択すると思います。
いくら世代別日本代表経験や、各地域世代別NO1だった実績があったとしても、プロになれる保証はありません。
プロになることが出来てもそこがゴールではなくただのステータスなので本当にプロとして試合で活躍できるのは一握りの世界です。
高校サッカーを選ぶ場合ですと、一概には言えませんが全国大会などの大きな大会で活躍できないとスカウトに目が留まりにくいです。
地域予選等でチームが敗退していますとスカウトやメディアの目に留まらずプロに行く道が遠くなり、大学に進学してプロサッカーを目指す選手が多く見受けられます。
Jユースを選ぶ場合ですと、練習の際にトップチームが隣のコートで練習していたり、プロの選手を間近にすることが出来るため良い刺激をもらえるとも言われます。
上記でも話しましたが、才能ある選手はトップチームの練習参加が出来たり、Jユースとはいえどトップチームの2軍という感じですので、2種登録しU-18チームやトップチームで試合に出場出来たりすることから、プロ選手として自覚が芽生えやすいと思います。
ですが、タレント力がある選手たちが全国から集結するので、こいつは頑張っているから試合に出そうとかいう甘い世界ではなく、あくまでもプロの卵として育成されるので、プロとしてやっていけそうか判断され、Jユースの中でもふるいにかけられます。
また、Jユースは素材の良い選手がそろっているにもかかわらず、Jユースの試合は大きな大会であっても高校サッカー同等にデレビで試合があったりほとんどメディアに取り上げらません。双方良し悪しがありますが、プロへの道は簡単ではなく、とても大変な道筋だと考えられます。
部活動とクラブでは選手の指導方法が異なる
【試合結果】
10/5(土)16:00〜
[高円宮杯U-18 S2Bリーグ第17節]
成徳深谷B 0-1 朝霞西
会場:埼玉工業大学G pic.twitter.com/xlQQTkm53x— 東京成徳大学深谷高校サッカー部 (@seitoku_fukaya) October 5, 2019
高校サッカーは部活動ですので学校の先生が監督、コーチとなり選手を指導していきます。
もちろん強豪校でもサッカーだけを指導するわけではなく、あいさつ、礼儀、規律等の指導も怠らず厳しいのも印象的です。
こういった事からプロになれなくても、社会に出た際に必ず高校時代に様々な事を学んだ為、自分の財産となったと考える人は多いと思われます。
Jユースはあくまでもクラブチームですので選手たちは普段どこかの高校に通いながら、クラブで練習をしています。
サッカー育成のプロが指導しているので、規律の面ではあまり口を挟まず、犯罪に手を染めない限り素行があまりよくない選手でも練習はまじめでサッカーが上手ければあまり問題視されないのも特徴的です。
練習内容が違う
見よ!これが今日の青森山田サッカー部の練習風景だ! pic.twitter.com/iixotjBFUY
— yukitão (@zooiiooz) January 15, 2017
高校サッカーの練習はどのチームもめちゃくちゃ走りやフィジカルメニューが多いです。
もちろん体力を向上させるというもあると思いますが一番はメンタルのトレーニングだと思います。
試合中負けそうになってもこれだけトレーニングしたのだから、負ける理由が無いと強いメンタルが培えると思います。
Jユースの練習は常に技術面向上の為ボール使うトレーニングや、ポジショニングや、判断を正確に早くできるトレーニングが多いと思います。
高校サッカーチームとJユースが試合をした際、とても練習内容が違うのだなぁと感じさせられる試合内容になります。
入部、入団にあたりセレクションがある
本日6月10日(月)2019年第一回LEOCFC サッカーセレクションを、活動拠点でもある、横浜FC東戸塚フットボールパークで開催致しました!総勢50名の選手が全国から集まりました。本日合格した選手は、LEOC本社での
二次面接に進んで頂きます。仕事もサッカーも本気になれる選手をお待ちしております! pic.twitter.com/Om7SBDoI5O— LEOCFC (@leocfc2019) June 10, 2019
高校サッカー部は誰でも入部できるところが多いです。
ただし一部の強豪校ではセレクションが実施されます。
部活なのに何で?と思うかもしれませんが強豪校で誰でも入部できると価値が低くなると同時に指導者の目が届きにくいからです。
選手たちも大変ですが、監督、コーチも試合に出場できる選手を見極めないといけなくとても大変です。
Jユースは必ずセレクションがあり、1学年で10人~20人くらいしか入団できないと思います。Jユースとなるとセレクションよりもスカウトから声が掛かり、セレクションは大方パスして入団する選手も多くいると思います。
どちらかにしか選手登録が出来ない
ほんとに静学は強くて日本トップだけどもJユースも混ざってて総力戦となるプレミアリーグで優勝し、ウェストの王者の名古屋ユースとの高円宮杯も勝って真の日本一になった青森山田もまた日本トップ。
※プレミアはほとんどがJユースで今回の選手権に出たチームもプレミアにいるチームは少ない。 pic.twitter.com/nwtBCAFULK— tsubasa_Maddison (@MaddisonTsubasa) January 13, 2020
選手登録は複数行えないため、高校サッカーの部活に所属するか、Jユースのクラブに所属するのかは自分で選択しないといけません。
練習参加はおそらくどこのチームでもできると思いますが、選手として出場するのは1つのチームですのでチーム選択はとても重要と考えられます。
まとめ
【ファイナル】 青森山田が名古屋との激戦を制して3年ぶり2度目のプレミア制覇! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 ファイナル #jfa #JYD https://t.co/InEvjTOTlE pic.twitter.com/6Mdgez6A5h
— 高円宮杯プレミアリーグNEWS (@takamadopremier) December 16, 2019
メリットはたくさんありどちらが正解かというのはとても難しく、自分の将来に関係してくるので慎重に選びたくなると思います。
ですが、高校サッカー、Jユースどちらか選べている選手はとてもうらやましいと感じます。
高校を卒業後直ぐプロになれなくても、大学サッカーや社会人、実業団としてサッカーを続けられ高いレベルでサッカーはできるのでプロの道はまだまだあきらめる必要はありません。
もしサッカーを引退したとしても自分にとって当時の記憶、出来事は貴重な財産となり様々な事で活きていくと思います。