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日本のレース界に殴り込んできた元F1ドライバー達!その成績は?

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2019年11月3日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた、日本最高峰の市販車ベースのレーシングカーで競うモータースポーツ「スーパーGT」最終戦

2019年シーズン、ホンダ・NSXをドライブして2年連続シリーズチャンピオンを死守すべく戦った、元F1ドライバーのイギリス人、ジェンソン・バトン選手

残念ながら2019年シーズンを最後にスーパーGTの参戦を終えるジェンソン・バトン選手にとってはラストランとなりました。結果は6位入賞。シリーズランキング8位(レースでの最高位は3位)に終わりました。

そんなジェンソン・バトン選手も果敢に挑んだ日本でのレース。

元F1ドライバー達でもかつては日本のレース界をで戦っていた強者達が居りましたので、紹介していきます。

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元F1ドライバーでもそう簡単には勝てない?日本のレース界

日本のレース界で戦った主なドライバー達

・ジェンソン・バトン選手
(イギリス、元2009年F1チャンピオン、2018年-2019年 スーパーGT)

・ヘイキ・コバライネン選手
(フィンランド、元マクラーレンチーム、ルノーチーム、2015年- スーパーGT)

ジェンソン・バトン選手、ヘイキ・コバライネン選手

日本のレース界で元F1ドライバーとして、全く日本のサーキットを知らない状態で来日し果敢に戦いました。

次の項目で、2名の残してきた成績について触れていきます。

ジェンソン・バトン選手! イケメンなイギリス人ドライバー

F1でも遅咲きの初勝利。2009年に開花

ジェンソン・バトン選手は現在39歳のイギリス人ドライバーです。

2000年に当時の「イギリスF3選手権」からステップアップし、ウイリアムズチームからF1デビューを果たします。

ウイリアムズ→ルノー→B・A・R/ホンダ(3期メーカー体制チーム)→ブラウンGP→マクラーレンと渡り歩き、2009年にドライバーズチャンピオンを獲得、通算15勝を挙げたドライバーです。

しかし、初勝利を挙げたのは意外にもシーズン7年目の2006年。

第12戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)で雨のレースとなり荒れた展開をすり抜け、通算115レース目での初優勝、当時3番目に遅い「F1初優勝」を記録しました。

ホンダが第3期のF1活動を休止し、2009年には参戦も危ぶまれる状態に陥りましたが、「ブラウンGP」として活動を始めたチームでシーズン6勝をマークし、堂々の初タイトル、ドライバーズチャンピオンを手にしました。

2010年より7年間、マクラーレンチームへ移籍し在籍。4期目のホンダF1活動復帰にも携わり、F1界を去ります。

次の戦いに選んだのは日本、初めてのGTカー

2017年8月、F1を退いた後に選んだレースが日本の「スーパーGT」でした。
GT500クラスに参戦する「TEAM MUGEN」からホンダ・NSXを駆り、鈴鹿1000㎞ラウンドに第3ドライバーとしてスポット参戦。

レース自体は、接触や追い越しによるペナルティ2度と、タイヤのパンクに見舞われ完走する事で精一杯であったものの、その年の12月に行われたホンダ主催のファン感謝デーで2018年からのスーパーGT参戦を発表します。

2018年シーズンから2年間、GT500に参戦する名門「チーム国光」に加入したジェンソン・バトン選手。チームメイトは『スーパーフォーミュラ』でもチャンピオン獲得経験のある日本人ドライバー、山本尚貴選手。

山本尚貴選手とコンビを組み2人で1台のホンダ・NSXをシェアして戦ったジェンソン・バトン選手。2018年開幕戦岡山国際サーキット戦では2位表彰台、第6戦スポーツランドSUGO戦では勝利を挙げる活躍を見せます。

ドライバーズチャンピオン争いは最終戦もてぎまで持ち込まれるものの、ライバルに直接対決で勝り、スーパーGT・500クラスのドライバーズチャンピオンとなりました。

残念ながら、2019年を最後に2年間のスーパーGTでの戦いを終えるジェンソン・バトン選手ですが、僅か2年間のみの日本でのレース参戦で元F1ドライバーとして見せ所を沢山作っていました。

昔からホンダに関わるレーシングドライバーとして日本国籍の皆さんからも親しまれてきたジェンソン・バトン選手。また日本で走る姿を観たいものです。

ヘイキ・コバライネン選手。フィンランド国籍とは思えない陽気さ

遠回りのF1デビュー。マクラーレン時代に勝利を掴む

ヘイキ・コバライネン選手は今年38歳のフィンランド人ドライバー。
10歳でレーシングカートを始め、複数のフォーミュラレースを経験後、26歳でルノーチームからF1デビューを果たします。

新人の2007年には17戦16回完走という、F1マシンを大切に扱いゴールまで導く安定性を見せ、チームメイトよりもポイントを多く獲得しドライバーズランキング7位と健闘。

マクラーレンチームに移籍した2008年は第9戦イギリス戦で初のポールポジションを獲得。第11戦ハンガリー戦ではトップを走っている選手のリタイアにより、2位を走行していた所に転がり込んできて、F1初優勝を挙げます(F1キャリア唯一の勝利)

2010年からはケータハムチームに移籍し4年間在籍。2012年までレギュラードライバーとして参戦しました。2013年にレギュラーシートを失い、F1を去る事となります。

2015年に来日。初のGTカーに苦戦…2016年に栄冠を掴む

2015年に日本に来日し、スーパーGT「LEXUS TEAM SARD」より、レクサスRC-FのGT500クラス車両で、日本人ドライバーの平手晃平選手とコンビを組み、参戦します。

過去にGTカーのドライブ経験が無かったヘイキ・コバライネン選手は大苦戦。
ポイントを積み上げる事が中々叶わず、ドライバーズランキング13位に終わります。

2年目の2016年も同じく平手晃平選手とコンビを組み同体制で参戦。
すると、第2戦富士スピードウェイと、第4戦スポーツランドSUGOでそれぞれ2位表彰台を獲得。最終戦もてぎで初優勝を挙げ、堂々のドライバーズチャンピオンとなりました。

2016年大きく成果を挙げた理由としては、ヘイキ・コバライネン選手の好むマシンセッティングに、平手晃平選手が合わせこむという戦術をとった事で見事にハマった事で好成績を挙げた、という事が挙げられています。

その後、2018年は同じく元F1ドライバーの小林可夢偉選手、2019年は若手の日本人・中山雄一選手と組み、引き続きスーパーGTに参戦を続けています。

フィンランド人はクールな性格という印象が強いようですが、中山雄一選手によれば、ヘイキ・コバライネン選手は陽気な性格でGT500のマシンをドライブする事が初めてであるのに、色々親切に教えてくれたとコメントしています。

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まとめ

数多く、外国籍ドライバーが参戦しています。

日本から世界に巣立った選手が多く居る中で全く日本のサーキットを知らない状態で来日したドライバーを挙げさせて頂きました。

ジェンソン・バトン選手も、ヘイキ・コバライネン選手も共にF1でレース優勝を掴んだ経験のある選手。昔は日本のレース界にやってくる外国籍選手でここまでの大物は来日する事がありませんでした。

今後、ジェンソン・バトン選手とヘイキ・コバライネン選手を凌ぐスーパースターは来日するのでしょうか。

F1だけでなく、日本のレース界も注目です。

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