F1マシンといえば時速300km/hで世界最速の自動車!と思う人が多いのではないでしょうか?
しかし、世界にはF1よりも早いレーシングマシンが存在します!
速く走る為に作られたレーシングマシンの中でもトップクラスのマシンとは一体!?
今回はレーシングカーの最高時速についてのお話です!
F1は間違いなく世界最速クラス!その最高時速は?
【F1テスト4日目・最高速一覧表】トロロッソ・ホンダ、最高速でメルセデスに並ぶ/スピードトラップ https://t.co/YZsy8PBj6m pic.twitter.com/rbTbT03AlJ
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フォーミュラーカーレースの最高峰カテゴリーであるF1はレーシングカーの中でも間違いなく最速の部類です!
もちろんサーキットでレースをするわけですからずっと直線ではないのでそのサーキットのレイアウトや直線の長さ、上りや下りによって変わりますので今回はレースの最中に記録された最高速を基準にお話します。
※長い直線で空力を減らしてギヤ比を変えればもっと……的な部分は今回は無しです。
F1マシンの最高速が叩き出されたサーキットはF1イタリアGPが開催されるモンツァサーキット。
F1サーキットの中でも超高速レイアウトなサーキットです。
このモンツァで2005年にJPモントーヤが記録した最高速は「372.6km/h」
300km/hどころか400km/hに迫ろうかという速度です。
更に前年2004年にモントーヤはモンツァで平均周回速度262.242km/hという記録もマーク。
最も速度の落ちるコーナも含めての平均速度ですからとんでもない速さです!
超高速周回バトル!アメリカンフォーミュラー!インディカー!
マクラーレンF1、BATとのパートナーシップを継続。2020年はインディカーでも提携へ https://t.co/kxzj7ctodw #F1 #f1jp #マクラーレン pic.twitter.com/PEFeNwdm4d
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アメリカ発祥のフォミュラーカーレースインディカーシリーズはレースによってはオーバルコースを使用し超高速バトルが開催されます。
オーバルコースとは競輪やオートレースのようなバンク(傾斜)のついた楕円形のコースです。
近年元F1ドライバーの佐藤琢磨選手が日本人初優勝を飾ったことで日本のニュースでも取り上げられたインディ500マイルレースはインディカーシリーズの中でも最も最高速の出るレースとして有名で、世界最速の周回レースとされています。
そのインディ500の平均周回速度はなんと362km/h!
平均速度がF1の最高速に迫りそうな勢いです!
そしてそのインディカーの最高速は380km/h越え!
間違いなく最速のフォーミュラーカーでしょう!
耐久レースに最高速で挑戦!ル・マンに参戦したちょっと変わったチーム!
レースで勝てねえ!と現実を受け入れるや、潔く目的を変え、最高速に心血を注ぐチームがあった。
結果、一年に一回のレースなのに、最高速叩き出したらさっさと帰るチームとして有名に。
ちなみに、叩き出した記録は405km/h
30年経って未だレコードホルダー pic.twitter.com/Mgh0OYWz6k— 元口 出留夫@V7II-206RC (@Oisillon124) December 10, 2019
ル・マン24時間耐久レースといえば世界三大レース(インディ500・F1モナコGP・ルマン)に数えられるほどの格式高い伝統の耐久レースで、毎年夏至の日の週末に閉鎖した公道とサーキットを繋げたサーキットを24時間走り続ける過酷なレースとして開催されます。
近年ではトヨタが中嶋一貴選手と共に日本人&日本メーカーの組み合わせで初めての優勝を飾ったレースでもあります。
そんなルマンにはユノディエールと呼ばれる全長6kmにも及ぶ直線が存在します。
そのストレートに全てをかけて、後はどうでもいい!というとんでもない潔いチームが居ました!
耐久レースの本命である完走や走行距離そっちのけで「そんなものは知らん!」と言わんばかりのストレート特化型マシンを1988年に投入したチーム「WM・セカテバ・プジョー チーム」です。
直線特化のマシンは専門家から「全く曲がる気の無い車(笑)」と言われるほどで、最初に投入したP88型は22周でリタイア、改良型のP489も110周で炎上リタイアとなってしまいました。
ですが、最高速はきっちりと残したこのチーム!なんと最高速は「405km/h!」しかも下方修正されていて実際は420km/h近くが出ていたとの話も。
レースは早々にリタイアでしたが本人たちは大満足!
予選で最高速を叩き出し、決勝スタートと同時にピットでシャンパンファイトしてたとか(笑)
その後、高速化するマシンと長いストレートが危険と判断されユノディエールは間にシケインを設けて2km×3本のストレートに分断されました。
この時点で405km/hは破られることの無い記録となりルマンの最高速度記録は不滅となりました。
これは車??地上最速の車はレーシングマシンでなくレコードチャレンジマシン!
【ビデオ】超音速ロケット車「ブラッドハウンドSSC」、まずは来年10月に800mph(約1,287km/h)突破を目指す https://t.co/Tp0DJzbAOb pic.twitter.com/sZK2Xq2nLH
— Autoblog日本版 (@autoblogjapan) July 8, 2016
レーシングマシンと言うと他車と競う自動車レースに使用するマシンなので、このマシンはちょっと番外編と言ったところですが地上最速の自動車の話をするならこの名前を上げないわけにはいかないでしょう!
他車の出した記録を破るためのレコード(記録)チャレンジのスペシャルマシンです!
もはや車なのか何なのかも怪しげな形状ですが、人が乗り込みタイヤで地面を走る車なのでれっきとした自動車です。
このマシンは「ブラッドハウンドLSR」
その驚異のスペックはジェット戦闘機「ユーロファイタータイフーン」のジェットエンジンと宇宙ロケット用のNAMMO製ハイブリッドロケットエンジンを搭載しその出力は馬力換算で「135,000馬力!」※F1で700馬力前後。
とんでもないモンスターマシンです!
そしてその最高速度はなんと「1600km/h!」軽く音速を超えジェット戦闘機の最高速に迫ります!※最新鋭機F-35で公表最高速1950km/h位。
2015年のレコードチャレンジ予定でしたが延期になり、2020年に最高速チャレンジに挑むとの事。
既にテストでは軽く音速超えており、世界最速の自動車のチャレンジに全世界が注目することでしょう!
まとめ
日頃、高速道路でも体験出来ないような超ハイスピードのレーシングカーの世界。
たまに写るドライバー目線のオンボード映像を見るときに周囲の看板などを見るとそのスピードがいかに速いかがわかり易いです!
その速度でマシンを操りギリギリの所で他の車とバトルを行うレーシングドライバーの動体視力の高さに驚きます。
最近は動画サイトにオンボードだけの映像がアップされていたりするのでドライバー目線でのレース観戦も面白いかもしれません。