Jリーグはリーグ終盤にかけて、各チームとも絶対に負けられない戦いが繰り広げられていきます。
優勝や昇格争いといった事情を抱えているチームもあります。
反対に降格を逃れるために、必死なチームもあります。
一つのゴールで、天国にも地獄にも落ちるドラマがあるからサッカーは面白いんです!
このドラマがあるからこそ、サッカーファンはこの時期に最も熱くなれます。
もちろん私もそのうちの一人です。
試合をしているのは選手ですが、我々サポーターも一年間を戦ってきました。
応援しているチームの結果に一喜一憂するのもいいです。
しかし、今回はそんなJリーグが熱い時期だからこそ、Jリーグ以外に注目しようというお話です。
タイトルにもありますが、サッカーは1つではありません。
誰もが楽しめるように、多様化しています。
ブラインドサッカー
【#ブラインドサッカー アジア選手権】日本🇯🇵はタイに2対1で勝利して3位で大会を終えた。2得点の #川村怜 主将は「雨とアウェイで難しい状況だったが、動かせない体も気持ちももう一度奮い立たせて相手のスキを突くことができた」と穏やかな表情で語った。#burasaka pic.twitter.com/jlgDnHFQyk
— パラサポOEN2020 (@oen2020) October 6, 2019
ブラインドサッカーは視覚障害者サッカーとも言われており「目が見えない」「目が見えにくい」という人が中心となって楽しめるサッカーです。
フットサルのルールを基に改正がおこなわれたルールで、一チームの人数は五人です。
キーパーは視覚障害では無い人が務めます。
目が見えないのに、どうやってするのか?と思いますよね。
視力に障害があっても楽しめる工夫がたくさんあります。
ブラインドサッカーの特徴
ボールに鈴が入っている。
#ヒューマンライツフェスタ東京2019
ブラインドサッカー体験⚽️
ボールを見つけるセンスは良かったけど、サッカーのセンスがなさすぎて。笑
このあと無事にゴールしました✨ pic.twitter.com/G2POUNmS4G— ゆいたそ🌻いがりふぁみり〜 (@yuitasodoit48) November 17, 2019
ブラインドサッカーのボールの中には鈴が埋め込まれています。
選手は、鈴の音を頼りにボールの位置を把握してプレーをします。
ガイド(コーラー)の声が勝敗の鍵を握る
ガイド(コーラー)という目が見える人がゴールの裏にいます。
ガイドはゴール裏からフィールドの選手へと指示を出します。
攻めている時にはゴールの位置をはじめとしてゴールまでの距離、角度を伝えてます。
また、シュートを打つタイミングまで指示します。
目が見えない分、ガイドや監督の指示をはじめとして、選手同士の声によるコミュニケーションが、勝敗の鍵を握ります。
「ボイ」という掛け声がある
「ボイ」というのは、スペイン語で「行く」という意味です。
ボールの保持者に対して、向かって行く時には「ボイ」という掛け声をかけなければなりません。
これは、選手同士の危険な衝突を避けるためであり、発しないと「ノースピーキング」という反則になります。
前述の通りに、ブラインドサッカーには目が見えない人の為の工夫が数多くあります。
目が見えない分、声や音を頼りにプレーをしています。
よって観戦者は静かに見守るという観戦マナーがあります。
ブラインドサッカーの見所
ブラインドサッカーの見どころはなんと言っても「本当に目が見えてないの?」というボールさばきです。
ボールの中の鈴の音と自分の感覚だけを頼りにプレーしていますが、そのプレーは、視覚情報が遮断されているとは思えないのです。
人間が獲得する情報の90%近くは視覚情報と言われています。
90%を補う為の努力を想像すると、一つ一つのプレーに感動すら覚えるほどです。
観戦中には、静かにするというマナーですが、ゴールが決まった時だけは歓声をあげてもいいのです。
ゴールの瞬間が、最大の醍醐味という点は一般的なサッカーと同じと言えますね。
ビーチサッカー
ビーチサッカー🏖⚽️
ソーマプライア沖縄の皆さんありがとうございました。
ビーチサッカーの魅力をもっと知って欲しい。
ほんと楽しかった👏👏
good training⚽️#solmarpraia #beachsoccer #ソーマプライア #ビーチサッカー #森重真人 #丸山祐市 #田邉草民 #山田将之 #nike pic.twitter.com/BwjPGnhPfu— 森重真人 (@morigekun3) December 27, 2017
ビーチサッカーとは、ビーチ(砂浜)をフィールドにして、行われるサッカーです。
ビーチサッカーもブラインドサッカー同様で、一チーム五人でプレーします。
元々はブラジルでうまれた競技です。
近年では欧米での普及もすすんできて世界大会も開催されています。
ビーチサッカーの特徴
JFA巡回クリニックで宮城県の子ども達と一緒にボールを蹴ってきました🇯🇵🏖⚽️#ビーチサッカー#JFAビーチサッカー巡回クリニック pic.twitter.com/C5CUnAtbYe
— 松岡 翔太 Shota Matsuoka (@MATSUOKAshota) November 10, 2019
裸足でプレーする
ビーチサッカーは、砂浜の上でプレーするためにスパイクは履きません。
砂浜の上を裸足でボールを追いかけます。
そのためボールにはクッションが搭載されていて、足への負担が軽減される工夫がなされています。
浮き球を多用します
フィールドが砂浜なのでデコボコしています。
そのためグラウンダー(ゴロ)のパスだとボールが不規則な動きをします。
パスを繋ぐ時にはフィールドの影響を受けないように、浮いた球でパスを回すのがビーチサッカーの特徴です。
大音量の音楽と共にプレーする
ビーチサッカーはエンターテインメント性の高いスポーツと言われています。
試合中には、大音量で音楽を流しながら試合をします。
この点はブラジル発祥のスポーツの色が残っているのかなと感じる点ですね。
ビーチサッカーの見どころ
2組に分かれてボール回し①#ビーチサッカー #日本代表 #ラモスJAPAN pic.twitter.com/nGcZ08wpMP
— ゆうこりん@南米旅行中 (@0218fantasista) November 17, 2019
ビーチサッカーの見どころは、アクロバティックなプレーです。
地面が砂浜なので柔らかいんです!
浮き球を多用するので、オーバーヘッドキックや、ジャンピングボレー等のアクロバティックなプレーが有効です。
アクロバティックなゴールで見ている人を魅了するのが、ビーチサッカーの魅力といえます。
また、一試合に10点近く入ることも珍しく無いので、サッカー初心者にも楽しめますね。
そして、元プロサッカー選手からの転校組が多いのも特徴です。
元ブラジル代表のロマーリオやロナウジーニョをはじめとして、サッカーを引退後にビーチサッカーに転向する選手も多いです。
かつての大スターの活躍もビーチサッカーの見どころですね。
まとめ
今回は多様なサッカーについてまとめました。
同じサッカーですが、それぞれに特徴や見どころが、あることを知ってもらえたらと思います。
ブラインドサッカーもビーチサッカーも世界大会が開催されている競技です。
また、サッカーには無い特徴や魅力があります。
テレビではなかなか目にすることが無いスポーツですが、機会があれば是非観戦してみてください。
新たなサッカーの魅力に気付けると思いますよ。