ボールの色はスポーツによって違いますが、体育館で行われるバレーボールやバドミントン、卓球は体育館の床が茶色ということもあり、白や黄色などの茶色以外の色のボールを使用されています。
しかし、バスケットボールのボールの色は茶色です。
バスケットボールが体育館と同じ茶色になった理由は偶然だったそうです。
バスケットボールの色が茶色の理由について紹介します。
バスケットボールの色がオレンジ(茶色)の理由は?
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バスケットボールが誕生したのは1894年、今から126年前です。
バスケットボールのボールも同じ時期にアメリカで誕生しています。
バスケットボールは、当時、牛の皮を8枚縫い合わせて作っていました。
その当時、天然皮のボールは、ほとんどなく、牛の皮を加工するために、タンニンを使っていたそうです。
そのタンニンにより、牛の皮の色が茶色や飴色に変化し、コストや素材の色をいかしてオレンジ(茶色)になったそうです。
バスケットボールの色は、オレンジと茶色とどちらも見方がありますが、正式にはオレンジか茶色どちらか決まっていないそうです。
見え方によって違うのでどちらでもよいそうです。
現在もオレンジ(茶色)の理由。オレンジ(茶色)は、世界共通なのか?
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現在は、タンニンを使用しなくなりましたが、オレンジ(茶色)の理由は以下の点からです。
・コストがかからないから
・汚れが目立たないから
ボールの素材に関しては、天然皮革のボールと人工皮革の2種類があります。
バスケットボールは手に馴染むか否かでシュートが入るかが変わってきます。
特に天然皮革のボールは、手に馴染みやすいという理由で国際大会でも多く使用されています。
天然皮革のボールは、価格が高いこともあり、色を変えると価格が上がることもあり、素材の色と同じです。
また、バスケットボールのボールの色が世界共通かについてですが、バスケットボールは、1932年に国際バスケットボール連盟(FIBA)が結成されその基準に基づいて国際大会等が行われています。
FIBA結成当時は8カ国でしたが、2008年には213カ国が加盟しています。少なくともFIBA加盟の国は、同じボールの色を使用しています。ボールの色は同じですが、男性と女性はボールの大きさが違うことや、NBAではボールの大きさが違うようです。
ボールの色を変えられないのでNBAでは、体育館の床の色を青などのカラーに変えているところも多くあります。
縫い目がついているのも同じ理由だった?新しいボールの誕生も
「小さな手が支える未来」
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また、ボールのゴムの部分に関してですが、手縫いで縫っていたため、凹凸ができる縫い目の部分を隠すためにゴムをしたことが起源です。
現在の技術では、ゴムで目張りをしなくても縫い目の凹凸が隠せるようですが、シュートを打つときの感覚が変わってくるのもあり、このゴムの目張りは何百年も変わらないそうです。
しかし、2004年のFIBAのルール改正により、8枚だけでなく12枚の縫い目も採用されています。
色もオレンジとライトブラウンの2色になりました。
この色と縫い目が変わったのはバスケットボールの歴史が始まって以来の出来事のようです。
2004年以降にバスケットボールを見られた人は、違和感はありませんが、2004年前からバスケットボールを見ていた、実際にしていた人はこれまでとボールの色や縫い目が違うと感じる人も多いかも知れません。
体育館と外ではボールの素材やカラーが違う?
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体育館で使用するボールはオレンジ(茶色)ですが、外で使用するボールはオレンジ(茶色)だけではありません。
その理由は、ボールの素材が影響しています。
体育館で使用している天然皮革のボールの弱点は、雨で重くなることです。
そのため、天然皮革のボールは外では使用できません。
茶色(オレンジ)は素材の色を活かした色であることから、ボールのカラーにこだわらなくてもよいので、外用は茶色(オレンジ)以外のカラーを使用しています。
外用のボールには茶色(オレンジ)の他にも白や黒などさまざまなカラーがあります。
まとめ
バスケットボールの色は、牛の皮の素材を大切にするために使用されたカラーです。
2004年に、約100年ぶりにカラーや縫い目が変わったばかりですので、当分変わることはないでしょう。
どちらにしても、何百年も伝統を守って変わらなかったはすごいことです。