モータースポーツ

「フォーミュラカー」ってなに?「GT(ハコ車)」ってなに?この2台はどう違うの?

スポンサーリンク

皆さんは、モータースポーツのレースを観ていて「フォーミュラカー」「GTカー」の違いって意識した事はありますか。

フォーミュラとGTカーの仕組み自体、観ただけでも相当違いがある事が見て取れるでしょう。

今回は「フォーミュラカー」「GTカー」の2種類がどう違うのか、それぞれの特徴を紹介していき違いについて考えてみます。

F1、F2、F3、全部観られるのはDAZNだけ!
1ヶ月お試しで0円!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
そういえばなんとなくでしか違いがわかりません
パンダ先生
パンダ先生
これを機会に違いを勉強しよう
スポンサーリンク

フォーミュラカーについて解説!「車輪とドライバーがむき出し」がデフォルト!

アメリカでは「オープンホイール」、イギリスでは「シングルシーター」

フォーミュラカーは「車輪とドライバーが剥き出しになっている」という条件のもと作られたレーシングカーです。

「フォーミュラ」という単語自体は「規格」という意味で用いられています。

FIA(国際自動車連盟)が主催するF1を頂点とするレースに参加する為に作られた専用の自動車、という扱いになります。

タイヤがボディカウルに覆われていない、コックピット(モノコック)は屋根が無いものを、「フォーミュラ」と定めています。

また、付け加えると、下記の4つの特徴があります。

・「一人乗り」
・「後輪駆動」
・「徹底的な軽量化」
・「方向指示器やヘッドライトが無い」

 

車体のボディカウルの作りとしては、空気抵抗を受けやすいデザインとなっており、車体を地面に押し付ける「ダウンフォース」という力が働くような作りとなっています。

 

上記の事柄から、フォーミュラカーを運転する為には、空力抵抗の影響といった挙動の変化が大きく、更に上位カテゴリーのフォーミュラカーとなればエンジンの馬力が大きくなる為、高い技術が要求されます。

加えて、車重が600㎏になる程度の徹底的な軽量化がなされている事もあり、例えば富士スピードウェイのメインストレートは全長1.5㎞程ありますが、スーパーフォーミュラの参戦車両(現行型SF19)ならば時速300㎞オーバーとなる場合があります。

 

フォーミュラカーを運転するには相当な技術と体力・精神面の強さが無ければ難しいという事を理解出来るでしょう。

GTカーについて解説。定義は「グランドツーリングカー」

外観は市販車ベースの物もあれば、プロトタイプカーのような物もある。

GTカーとは、イタリア語で「グランツーリスモ」と呼ばれる、自動車の種類の一つから名前を取られたレーシングカーです。

通称、定義としては「グランドツーリングカー」と呼ばれています。

市販用の車両がベースとなり、レース用に仕立てられる場合が多く、傾向としては4ドアのセダンや、2ドアのクーペタイプを指す事が多いです。

先程紹介したフォーミュラカーとの違いとしては下記の点があります。

・「タイヤがボディカウルに覆われている」
・「コックピットが左右どちらかに定められている」
・「ヘッドライトや方向指示器が市販車同様付いている」
・「車重はフォーミュラーの2倍近くある」

 

タイヤがボディカウルに覆われており、空気の流れがボディカウルに沿っているので走行時に直面する空気を如何に上手く流し、無駄な空気抵抗を減らすかが鍵となってします。

 

また、一人乗りで車体のセンターポジションにあるフォーミュラカーと違い、コックピットが左もしくは右に設置されています。

「2シーター」もしくは「2+2シーター」の市販車に合わせて作られています。

また、ヘッドライトや方向指示器は市販車同様付いており、耐久レースでは必ずといっていい程用いられています。

車重はスーパーGTのGT300クラスで使用されている車両でも1200㎏位はあるとの事。

フォーミュラカーと比べると2倍も重い計算になります。

加えて、スーパーGTの場合はレース毎の結果次第で「ウエイトハンデ」と呼ばれるオモリを度々載せないといけなくなるため、フォーミュラカーよりもキレのある動きでは劣るようになります。

GTカーは、ボディカウルに覆われた普通の市販車に作りが近い分、安全性はフォーミュラカーに比べると高いですが、その分車重がある為、同じコースによって10秒もラップタイムが異なってくるのです。

GTカーを運転するには、如何にバランスを考えつつセッティングを決めるかどうかで変わってくるという事です。

どうしてハコ車って呼ぶの?

日本独自の呼び方で、F1などのフォーミュラーカーと対比して、GTなどの市販車ベースのマシンを箱車(ハコ車)と呼ぶことが多いのです。

まとめ

フォーミュラカーもGTカーも到底一般人からすれば、運転できる機会は一生に一度来るか判らないものです。

ただ、フォーミュラカーの車重600㎏は、市販車で言えば軽自動車のセダンタイプの車両よりも軽いものとなり、時速300㎞で直線を駆け抜けるのですから恐れ入ります。

運転の難易度はフォーミュラカーが上ですが、GTカーも十分に難易度があるものですから相応の鍛錬を要する事が必須です。

F1、F2、F3、全部観られるのはDAZNだけ!
1ヶ月お試しで0円!

ヒヨコちゃん
ヒヨコちゃん
どっちも恐ろしく運転技術がいるというのはよくわかりました
スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます