プロスポーツの世界は完全実力社会。
若くても才能、実力があれば大金を稼ぐことも可能です。
F1の世界もそれは同じ。強い人ほどたくさんお金を稼いでいます。
では一体どれくらいの額を稼いでいるのでしょうか?
2019年ドライバー推定年俸
This feeling, this moment, it’s everything. Each and every time I go out onto the track, I’m honoured to represent Great Britain and I’m so proud of all my fans. We did this together #TeamLH. pic.twitter.com/dzSvVr0f4L
— Lewis Hamilton (@LewisHamilton) July 16, 2019
1位. ルイス・ハミルトン(メルセデス)4000万ポンド(約57億7400万円)
2位. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)3050万ポンド(約44億200万円)
3位. ダニエル・リカルド(ルノー) 2650万ポンド(約38億2500万円)
4位. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1000万ポンド(約14億4300万円)
5位. バルテリ・ボッタス(メルセデス)650万ポンド(約9億4800万円)
6位. キミ・ライコネン(アルファロメオ)350万ポンド(約5億500万円)
6位. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)350万ポンド(約5億500万円)
8位. カルロス・サインツJr.(マクラーレン)300万ポンド(約4億3300万円)
9位. シャルル・ルクレール(フェラーリ)250万ポンド(約3億6100万円)
9位. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)250万ポンド(約3億6100万円)
11位. ロマン・グロージャン(ハース)140万ポンド(約2億200万円)
12位. ピエール・ガスリー(レッドブル)100万ポンド(約1億4400万円)
13位. ランス・ストロール(レーシングポイント)90万ポンド(約1億2900万円)
13位. ケビン・マグヌッセン(ハース)90万ポンド(約1億2900万円)
15位. ロバート・クビサ(ウイリアムズ)43万ポンド(約6200万円)
16位. ダニール・クビアト(トロロッソ)23万ポンド(約3300万円)
17位. ランド・ノリス(マクラーレン)20万ポンド(約2900万円)
18位. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)17万5000ポンド(約2500万円)
19位. ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)14万ポンド(約2000万円)
20位. アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)13万ポンド(約1900万円)
このランキングはイギリスのThe Mirror紙が発表したランキングです。
F1ドライバーに選ばれるのは世界中からたった20人です。
その超狭き門を超えてきた世界のドライバーTOP20と言っても過言ではない人達です。
ですが御覧の通り大変厳しい現実がそこにはありますね。
チーム毎の経済事情や年間の成績等の差もありますが、1位と20位で300倍以上もの開きがあるのは驚きです。
特に上位3人の年俸が飛び抜けていますね。
同じチームのドライバーでも3位になったリカルドの年俸と、チームメイトのヒュルケンベルグとは30億円以上の差があります。
フェラーリーのベッテルとルクレールも似たような関係になっています。
逆に年俸を支払っているチーム側からすればヒュルケンベルクやルクレールはお得なドライバーと言えるかも知れませんね。
また同じチーム同士のドライバーだけで年俸比較すると、TOPチームでは2人の間に明確な差があるのも面白いですね。
2019年の年俸では最下位となってしまったトロロッソのアルボン選手ですが、我々庶民からすれば1900万円は十分すぎるくらいの大金です。
ですがハミルトンと比べてしまうと全然少ない額ですね。
重ねて言いますが1900万円は大金です。
2010年の推定年俸と比較すると・・・・
僕はとても落ち着いていて、リラックスしている。時にはロマンチックでもあるよ。ごく普通の人間だ。
-フェルナンド・アロンソ-pic.twitter.com/gKqbW6AvZ3 #F1 #F1JP— F1@bot (@maechiino) November 20, 2019
1位. フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)33億6,900万円
2位. ルイス・ハミルトン(マクラーレン)17億9,200万円
3位. フェリペ・マッサ(フェラーリ)15億6,800万円
4位. ジェンソン・バトン(マクラーレン)10億800万円
5位. ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)8億9,600万円
5位. ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)8億9,600万円
7位. ロベルト・クビサ(ルノー)8億4,000万円
8位. ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)6億1,600万円
9位. マーク・ウェバー(レッドブル)4億7,040万円
10位. ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)3億3,600万円
11位. セバスチャン・ヴェッテル(レッドブル)2億2,400万円
11位. ヘイキ・コヴァライネン(ロータス)2億2,400万円
13位. ティモ・グロック(ヴァージン)1億1,200万円
14位. ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)7,840万円
15位. ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)5,600万円
15位. 小林可夢偉(ザウバー)5,600万円
17位. ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)4,480万円
17位. セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)4,480万円
17位. ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)4,480万円
20位. エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)2,240万円
20位. ヴィタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア) 2,240万円
20位. ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)2,240万円
23位. ブルーノ・セナ(HRT)1,680万円
23位. カルン・チャンドック(HRT)1,680万円
今度は9年前の2010年の推定年俸一覧です。
現在とどれくらいの差があるのか見てみましょう。
単純な数字の比較だけになってしまいますが、下位の5人位までは現在とさほど大きくは変らない様です。
全体として上がり幅の差はありますが、年俸は増えていますね。
アロンソとハミルトンの金額ですが、同じ1位でも約24億の差があります。
2010年のハミルトンは2位で約17億円。当時25歳です。
現在34歳のハミルトンは2010年1位と2位の合計よりさらに多くの年俸を貰っていることになります。
もう一人、爆発的に増えているのがヴェッテルです。
9年後は20倍以上になっています。
ここでも同じチーム2名で年俸比較すると、2019年の年俸と同じようにTOPチームは年俸額の開きが大きい事が分かりますね。
チーム内で№1と№2と明確に分けられている証拠ですね。
中盤以降から下位の年俸額を見るとTOPチームとは違って同じ額のチームやほとんど差がないチームがほとんどですね。
2019年の年俸にも似たような傾向があるので相場的なものはずっと変わっていないのも面白いですね。
どちらを見ても言えるのはF1ドライバーの年俸は世界の経済状況とは無縁のようです。
上には上がいるプロスポーツの世界
アメリカの経済紙フォーブスが2019年6月に全世界のスポーツ選手の長者番付を発表しています。
F1ドライバーで1位だったルイス・ハミルトンは全体で13位まで下がってしまいます。
ちなみにプロスポーツ1位はサッカー選手のリオネル・メッシでその額は1億2700万ドル(約137億円)ハミルトンの倍以上!
上には上が居るものです。
レース優勝賞金は完全非公開
https://twitter.com/GUMI0225/status/1196162695516413952
F1ドライバー個人の年俸はいろいろな記事や雑誌で発表されています。
しかし、ドライバー本来のお仕事であるレースでの優勝賞金についてはいろいろ調べてみても噂レベルでしか出てきません。
さらにいろいろと調べてみたところ、レースの賞金については完全非公開であるとわかりました。
賞金のいろいろな決め事はコンコルド協定で定められているらしい・・・その程度しか分からないのが事実でした。
レース以外にも年間数億円の収入?
マレーシアGP:ロータスF1のスポンサーイベントでライコネンに質問 司会者"あなたが好きなマレーシアの食品は何ですか?" キミ"ホテルのビュッフェ!"と、キミらしい回答w pic.twitter.com/o0jdccGc18 #f1jp
— efmania (@efmania) March 23, 2013
F1ドライバーはレース活動以外にも様々な仕事をしています。
その一つがスポンサー活動で、チームまたは個人のスポンサー企業のイベントやファンサービスなどに出席します。
ここでの活動がまた新たなスポンサー獲得に繋がったりもします。
さながら自分自身を売り込む営業マンの仕事もしてる訳です。
TOPドライバーの中にはこれらのスポンサー活動だけで年間数億円も稼ぐ人もいるそうです。
私たちの感覚だとそれだけで十分でさらにレースまで走る必要ありませんよね。
まとめ
たくさん報酬をもらっているF1ドライバーですが、スポーツ全体で見た時は1位の人が13位になるのですから
世界レベルのスポーツ選手たちは本当にすごいですね。
レースで良い成績を残すことが年俸アップに直結する為、日々ドライバーはライバル達を追い越して一つでも上のポジションを狙います。
より強いチーム、速いマシンを求めて戦い続けます。
命の危険もある緊張と戦いの日々を過ごすドライバー達の苦労を考えると、
これらの金額も妥当なのかもしれません。
でもやっぱり1位と最下位の差は大きすぎますね。