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【野球】名球会ってなに?どうやったら入れる?最初の会員から令和初の会員候補まで!

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今回は「名球会」に注目したいと思います。

実はメジャーリーグにはない、日本独自の「名球会」

どのようにして生まれたのでしょうか。

さらに同じような名称でよく聞かれる「野球殿堂」とは何が違うのでしょうか。

そして、「最初の名球会メンバー」「令和初の名球会候補」も調べてみました!

ぜひ最後までお読みください。

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日本独自の「名球会」ってなに?

これから日本のプロ野球を好きになろうとしている方はもちろん、コアな野球ファンも実はそもそも「名球会ってなに?」という質問に答えられる方は少ないのではないでしょうか。

「名球会」が作られたのは1978年7月24日です。

約40年の歴史があるのですね。

それでもセ・パ両リーグが誕生してから2020年で70周年を迎えると考えると、比較的歴史は浅いのかもしれません。

「社会の恵まれない人達への還元と日本プロ野球界の底辺拡大に寄与する」ことを目的に、国内外で少年野球指導や支援をはじめとする野球の普及促進および社会貢献、講演などに積極的に取り組んでいる。

日本プロ野球名球会 – WikiPedia』より

単なる、すごい記録や成績を残した選手が入れる、というわけでなくて、
プロ野球や日本の野球界を始めとした社会貢献を目的として作られたんですね。

でも、誰しもが入会できるわけではありません。

歴史とともに少しづつ変わっているのですが、最新の「入会資格」は以下のようになっています。

日本野球機構の選手または元選手

・昭和生まれ以降
・日米通算(NPB、MLBの合算)で以下のいずれかを達成、ただし、NPBでの記録をスタート地点とする。
・通算200勝利以上
・通算250セーブ以上
・通算2000安打以上

日本プロ野球名球会 – WikiPedia』より

どれもハイレベルな記録で簡単には名球会メンバーになれないんですね。

発足当初は「250セーブ」と「日米通算」という資格基準はありませんでした。

先発投手だけでなく、リリーフ投手も評価しなければならないと時代の背景が変わってきたこと、また、メジャーリーグに進出選手が増えてきたこともあり、このような追加項目が追加されています。

発足メンバーは?

それでは発足当初のメンバーをチェックしていきましょう!

・投手
稲尾和久(1937年生まれ 西鉄 通算276勝)
梶本隆夫(1935年生まれ 阪急 通算254勝)
金田正一(1933年生まれ 国鉄-巨人 通算400勝)
小山正明(1934年生まれ (大阪-)阪神-(東京-)ロッテ-大洋 通算320勝)
鈴木啓示(1947年生まれ 近鉄 通算317勝)
皆川睦雄(1935年生まれ 南海 通算221勝)
村山 実(1936年生まれ (大阪-)阪神 通算222勝)
米田哲也(1938年生まれ 阪急-阪神-近鉄 通算350勝)

・野手
江藤慎一(1937年生まれ 中日-ロッテ-大洋-太平洋クラブ-ロッテ 通算2057安打)
榎本喜八(1936年生まれ (毎日-毎日大映-東京-)ロッテ-西鉄 通算2314安打)
王 貞治(1940年生まれ 巨人 通算2786安打)
高木守道(1941年生まれ 中日 通算2274安打)
土井正博(1943年生まれ 近鉄-(太平洋-クラウンライター-)西武 通算2452安打)
長嶋茂雄(1936年生まれ 巨人 通算2471安打)
野村克也(1935年生まれ 南海-ロッテ-西武 通算2901安打)
張本 勲(1940年生まれ (東映-日拓-)日本ハム-巨人-ロッテ 通算3085安打
広瀬叔功(1936年生まれ 南海 2157安打)
山内一弘(1932年生まれ (毎日-)毎日大映-阪神-広島 通算2271安打

親会社が変わり、チームとしては残っているものの、「南海(現ソフトバンク)」や「阪急(現オリックス)」など懐かしいチーム名もありますし、歴史を感じますよね。

長年日本のプロ野球を応援してきた方も、この「18人」全員の名前を言える方は少ないのではないでしょうか。

本塁打の世界記録を持つ「王さん」やミスタージャイアンツこと「長嶋さん」、ボヤキが有名な「ノムさん」、「喝!」がおなじみの「張本さん」などは有名ですが、それ以外の方は初めて名前を聞いた方も多いはずです。

気になるレジェンドが多いですが、詳しい情報については、別の記事でご紹介させていただくかも?しれません。

「野球殿堂」とはどう違うの?

「名球会」と同じような存在で「野球殿堂」があります。

野球殿堂は、日本の野球の発展に大きな貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設されました。

野球殿堂とは?』より

どちらかというと「選手」が中心となって設立された名球会とは違い、日本の「野球界」がレジェンド達を大切にしよう、という目的のようですね。

選出方法は、明確な記録の基準がある名球会と異なり、「殿堂入り」は「投票」で決まります。

また、選手だけではなく、監督やコーチとして、また審判や野球界に貢献をした一般の方も選出対象になります。

プロ野球だけではなく、アマチュア球界も含まれます。

名球会はあくまで明確な「数字」が条件になりますが、野球殿堂はどれだけ球界に広い意味で「貢献」したのかが対象になるんですね。

その一例として選手以外でどんな方が選ばれているのかというと、俳人・歌人として有名な「正岡子規」がいます。

実は正岡子規は、今では当たり前となった「打者」「盗塁」「本塁打」などのアメリカから伝わった野球用語の日本語訳の生みの親(諸説あります)とされています。

全然分野の違う「文学」の世界からも選ばれるんですね。

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「令和初」の名球会に入れるのは?

昭和、平成も終わり新時代「令和」に、最初の名球会プレーヤーとなるのは誰になるのでしょうか。

名球会入りが最も近そうな選手は以下の2名を予想します。

打者で最も近いのは?

坂本勇人選手(巨人)は通算1884安打(あと116安打)となっています。
2019年の成績が173安打ですから、最短で2020年の達成は難しくなさそうですね。

実は1500安打も2017年に28歳6ヶ月という「史上2番目」のスピードで達成していて、2000安打についても最年少記録にも可能性が残されています。

現記録は、先にご紹介した名球会の最初のメンバー、榎本喜八さんです(31歳7ヶ月)。

計算上は2020年の6月までに達成しなければなりませんから、かなり厳しいとは思います。

でもわずかに追い風になっているのは、2020年はオリンピックの関係もあり例年よりも開幕が少しだけ早いということ。

ぜひチャレンジしてほしいですね。

投手もチェック

投手では、藤川球児投手(阪神)を推したいと思います。

現在241セーブで250セーブまであと9つと迫っています。

2019年は16セーブでしたので、かなり期待はもてそうですね。

実は藤川球児投手は現役が残り少ない「松坂世代」の一人です。

2020年も現役を続ける予定の選手は5人で、松坂大輔投手(西武)、和田毅投手(ソフトバンク)、渡辺直人選手(楽天)、久保裕也投手(楽天)と残り少なくなりました。

名選手が多い、と言われる「松坂世代」ですが、実はこれまで「名球会」の選手を排出していないんです。

すでに引退した、村田修一(元横浜-巨人)は1865安打、杉内俊哉(元ダイエー、ソフトバンク-巨人)は142勝といずれも基準を満たしておらず、どれだけこの名球会入りの基準が難しいか、実感できますよね。

「令和初」そして、「松坂世代初」の名球会入りを果たせるか、2020年の藤川球児投手に注目ですね。

まとめ

ここまで「名球会」についていろいろな視点から注目してみました。

40年以上の歴史がある名球会の発足時のメンバーは18人、その条件は主に現在では「200勝」「2000本安打」、そして「250セーブ」です。

また、投票で決まる「野球殿堂」とは異なり、名球会にはこうした明確な記録の基準があるので、名選手を多く排出している「松坂世代」でもなかなか入ることが難しい「レジェンド」会でした。

令和初の伝説のプレーヤーになれるのは、坂本勇人選手か、藤川球児投手か、2020年のプロ野球から目が離せませんね。

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