F1に参加する日本企業というと自動車メーカーのホンダ等が有名ですが、実はそれ以外の日本企業が部品供給やスポンサーとして多数参加しています。
自動車関連企業から一見F1とは無縁そうな意外な企業まで日本企業が支えるF1の世界をご紹介いたします!
日本企業スポンサーといえばマクラーレンチーム!
④McLaren F1 Team(9/10点)
今年、見事不死鳥の如く復活を遂げた
要因としては、それまでの体制を大きく改めたことがかなりデカイ
ドライバーも若さと元気溢れるサインツ、ノリスの二人組になって、無線から伝わるチームの雰囲気も明るくなってきたのが伝わる#F1jp pic.twitter.com/Q5BSRY5mWX— Moliy (@Ayrton_2001_7) December 31, 2019
F1の世界で超名門チームとして1960年から活躍するマクラーレンはF1の日本企業参加を語る上で最も外せないチームです。
F1黄金時代と呼ばれた1980年代後半にはホンダと組んで「マクラーレン・ホンダチーム」として伝説のドライバー「アイルトン・セナ」をドライバーに起用し無類の強さを誇りました。
そんなマクラーレンは近年も多数の日本企業とのスポンサーやパートナーシップの契約を結びF1を戦っています。
まずは「曙ブレーキ工業」はマクラーレンチームのマシンのブレーキシステムを長年にわたって開発。
あまり聞きなれないメーカーかもしれませんが、国産市販車の交換用ブレーキなども多数作っており街中の自動車整備工場では「AKEBONO」のロゴの入った部品をよく見かけます。
ホイールは「エンケイ」でコチラも市販車のドレスアップ用ホイールや市販車競技用のホイールなどを手がける大手メーカーです。
チームの無線システムはオーディオで有名なケンウッドが開発、データロガーなどの情報通信システムはNTTコミニユケーヨンズがサポートを行っています。
日本ではベンツの名前で有名!メルセデスAMGチームにも日本企業!
メルセデスF1テクニカルディレクター「成功の秘訣はタイヤをうまく使えるマシンを作ったこと」 https://t.co/Kpc3w3ajNt #2019年F1ニュース #F1 #f1jp #ピレリタイヤ #メルセデスF1 pic.twitter.com/94qRfXL3Jw
— autosport web (@AUTOSPORT_web) December 24, 2019
メルセデスベンツといえば日本では誰もが知る高級車メーカーです。
そんなメルセデスも「メルセデスAMGチーム」としてF1に参戦。
2014年以降はコンストラクターズチャンピオンに数度輝く強豪チームとなっています。
そんなメルセデスと戦う日本の有名企業があります。それは「EPSON」です。
EPSONといえば家庭用プリンターなどでお馴染みの企業で、皆さんのご家庭でも身近な存在かも知れません。
そんなEPSONはピットで使用するプリンターを始め、チームが使用するプロジェクターやARゴーグルなどを提供し、裏方としてレース活動を支えています。
また、他にも自動車競技用のスポーツブレーキで有名な「ENDLESS」がブレーキオイルなどの面でパートナーシップを結び戦っています。
ENDLESSは様々なレースやラリーシーンで活躍し、近年は盛り上がりを見せるドリフト競技でも多数使用されその豊富な実戦経験とフィードバックデータによりメルセデスチームを支えています。
強力な新興チーム、トロ・ロッソにも日本企業と関係が!
【Formula1-Data】 トロロッソのパートナーに2社目の日本企業、株式会社RDSとの契約締結を発表: トロロッソ・ホンダは第8戦フランスGP開幕を翌日に控えた6月20日(木)、埼玉県大里郡と東京都渋谷区に事務所を構える株式会社RDSとのパートナーシップ締結を発表した。… https://t.co/5hFpeUrdO0 #F1JP pic.twitter.com/dlp59FHhX1
— レッドブル・ホンダ NEWS (@F1JP_News) June 20, 2019
レッドブルレーシングのセカンドチームとしてレッドブルカラーのマシンを走らせるトロ・ロッソ。
ホンダ製PU(パワーユニット)を搭載し、2019年はトロロッソ・ホンダとして戦ったこのチームにもホンダ以外の日本企業がスポンサーとしてチームを支えています。
まずは計算機や時計で有名な「CASIO」がスポンサーとしてついています。
さらにデザイン、クレイモデル、CFRP、3Dプリンター事業などに携わる「RDS」や投資会社Buzz Asset Managementがスポンサードを行っています。
また、日本企業ではありませんが子会社として日本に会社がある人材サービス会社の「ランスタッド」もスポンサーとして車体に名前が入っています。
他にも沢山!F1を支える日本企業!
元マクラーレンのエンジニアリングディレクター、パット・フライがルノーF1加入。技術部門の変革続く https://t.co/z2sSqDJKVB #2019年F1ニュース #F1 #f1jp #F1情報 #ルノー pic.twitter.com/RjA5tckXzk
— autosport web (@AUTOSPORT_web) November 5, 2019
前述したチーム以外にも様々なチームに日本企業が関っています。
例えばスクーデリア・フェラーリにはエンジンに火花を飛ばすスパークプラグ等を製造する会社「NGK※日本ガイシ工業」がついていたこともあります。
NGKは2輪の最高峰motoGPなど世界のモータースポーツシーンでも活躍しています。
レーシングポイントF1チームには前身のフォースインディアF1チームの頃よりパソコンや電子通信機器で有名な「NEC」が長年ついていましたが2019年いっぱいで契約終了となりました。
ルノーチームには日産の高級車ブランド「インフィニティ」のロゴが大きくついています。
日産の親会社がルノーなので純粋に日本企業のスポンサーといえるかは微妙な所ですが、日産ブランドとしてF1チームに貢献しています。
また過去には模型メーカーのタミヤや重機メーカーのコマツがロータスチームへスポンサードを行っていたり、ウィリアムズは過去にカメラメーカーのキャノンのカラーで走っていた時代もあります。
まとめ
F1マシンやチームのスポンサーは1年限りの契約だったり、シーズンごとに変わったりします。
最近のF1は電子デバイスやGPSなどの電気機器や通信機器の使用も多く自動車関係以外の企業がサプライヤーやパートナーシップとして付くことが多くなってきています。
世界を戦うF1の世界にどんな企業が関っているのか、レース中のマシンのスポンサーステッカーを見るのも観戦の楽しみ方の1つです。