サッカーは世界中で楽しまれており、とても人気があります。
特に、ヨーロッパにおけるサッカーへの関心というものは、世界の中でもトップクラスなのではないでしょうか。
そう、ヨーロッパの人々にとってサッカーというものは、もはや生活の一部となっているのです。
サッカーへの思いが熱いヨーロッパでは、実際に試合が行われるサッカースタジアムも、よりサッカーが楽しめるように、日本では想像できないほど凄い施設になっていることがあります。
今回は、そんなサッカーへの思いが詰まりすぎたヨーロッパのサッカースタジアムを紹介していきます。
ドイツサッカーはビールなしには語れない!!
【東北OKF2018☆4日目】ワールドカップ、盛り上がってますね☆前回王者のドイツはまさかのグループステージ敗退。日本には頑張ってほしいですね。錦町公園のオクトーバーフェスト会場ではサッカー仕様のブーツグラスもございますよ!ドイツビールで日本を応援しませんか?! pic.twitter.com/S8qvb3r2BN
— オクトーバーフェスト (@oktoberfest1810) July 2, 2018
まず初めに、ドイツのサッカー事情について説明していきたいと思います。
ドイツときくとみなさんはなにを思い浮かべるでしょうか?
そうビールですね!
ご存知の通り、ドイツは世界でも有数のビール大国なのです!
ビール腹のおやじたちがジョッキを片手に楽しんでいる姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな国では、サッカーとビールの間に根強い関係があります。
試合の日となればスタジアム付近の飲み屋で昼間からオヤジたちがビールを飲んでいます。
このようなビール好きがファンに多いためか、なんとドイツのブンデスリーガのチームのほとんどが、ビール会社をスポンサーにつけているのです。
また、ドイツには数千というビールの銘柄があり、チームのスポンサーとなっている銘柄は、そのチームの地元で醸造されているというので驚きです。
まさに、地ビールのオンパレードです。
また、チームのロゴが入ったジョッキが発売されていることもあり、サッカーファンにはたまらないグッズとなっています。
ドイツ以外の国におけるサッカーとビールの関係を少しお話します。
サッカー好きなら誰もが知るチャンピオンズリーグの公式スポンサーは、オランダのビール会社ハイネケンです。
また、アメリカのビール会社バドワイザーはFIFAワールドカップの公式スポンサーです。
このように、サッカーとビールの関係というものは切っても切れないものなのです。
スタジアム内にビールタンク!?
ビールタンク\(^o^)/カッケー pic.twitter.com/ptbveL9OvB
— ホリーニョ (@horinyo) May 5, 2015
ドイツではサッカーとビールの関係が深いということを説明しましたが、それを象徴する設備が、ドイツのあるサッカースタジアムに存在します。
そのスタジアムがあるのは、ドイツ西部の町ゲルゼンキルヘン。
ブンデスリーガ1部に所属するシャルケ04のホームスタジアムです。
2010~2017年の7年間、日本代表の内田篤人選手が在籍していたから知っている人も多いでしょう。
そんなシャルケ04のホームスタジアムの名前は『フェルティエンス』
スポンサーのビール会社の名前であり、収容人数は6万2千人、W杯でも使用された国内最大規模のスタジアムです。
そしてこのスタジアムの最大の特長は、なんと地下に5万2千リットルものビールがタンクに貯蔵されていることです。
さらに、そのタンクからスタジアム全体に“ビールのパイプライン”が張り巡らされています。
そのパイプラインの長さは全長9kmに及び、スタジアムのいたるところでビールが販売されています。
まさにビール大国ならではの設備です。
ラウンジも完備!?
昨夜はちょっと良いチケットだったのでオールドトラフォードのラウンジが使えました。(これがサッカースタジアム内に併設されてるとか…)
尚、雰囲気と英語力にビビってコーラ1つ頼めなかった模様← pic.twitter.com/yBcxnc0L6Y
— サッカー店長 (@soccertenthou) December 11, 2017
サッカースタジアムときくと、日本の場合は試合で使用されるグラウンドがあり、その周りを観客席が囲んでいる施設、というのを想像される方がほとんどだと思います。
しかし、海外のサッカースタジアムにはラウンジとよばれる施設が付属していることが少なくありません。
ラウンジでは、まるでホテルのようにビュッフェ形式で料理を楽しむことができます。
また、予約制の個室が用意されており、リラックスできるスペースもあります。
さらには、スカイボックスという個室が何室も用意され、企業の会議が行われたり試合観戦を楽しむことができます。
驚くことに、これらの施設は試合日以外の利用が可能であり、企業の会議やパーティーなどが頻繁に行われています。
このようにヨーロッパのスタジアムは、サッカー観戦だけでなく様々な顔をもっているのです。
スタジアムはもはやコンパクトシティ
J1基準であるキャパ15000人以上のスタジアムを紹介するシリーズ。
【シュタディオン・アンナタ・マルチンスケーホ】
昨日のブログの追加。キャパ約19200人。スロバキア・FCスパルタク・トルナヴァのホーム。シティアレナという商業施設と一体化している。近年改修しておりスタジアムのみで約35億円。 pic.twitter.com/2SZMH4ZCJT— 未来の鹿児島を遊び倒せ! (@arabamakumapapa) February 8, 2018
スロバキアのトルナバという町にあるサッカースタジアム『シティアレナ』には、サッカースタジアムのほかに、なんと4階建てのショッピングモール、映画館、ボーリング場、フィットネスセンター、カジノ、といった施設が併設されています。
また、スタジアムのすぐ横にはホテルが隣接しており、部屋からグラウンドを見下ろすことができます。
もちろん、試合が無い日でも利用することができ、毎日人が集まる活気のある施設になっています。
まさに、スタジアムがその町の中心施設となって、町をにぎやかにする役目を果たしています。
まとめ
今回、世界のサッカースタジアムの様子を紹介してきましたが、初めて知ったことや驚くようなことが多かったのではないでしょうか。
少しでもサッカーを楽しむために、様々な工夫が施されていました。
彼らにとってサッカーというものは生活の一部であり、スタジアムが町全体を活気づける素晴らしい役割を果たしているのかもしれません。