今年のFIFAバロンドールの候補者が発表されるまで1ヶ月を切りましたね。
今年の候補者が発表される前に、バロンドール候補者についてお話したいと思います。
今年の候補選手は10月21日に明らかになります。
また、受賞者は12月2日の授賞式で発表されます。
FIFAバロンドールとは?
2009年までは『サッカー界の個人表彰』は、FIFAが選出する『FIFA世界最優秀選手賞』と、フランスのフットボール誌が選出する『バロンドール』が並列していました。
この2つの証を統合してうまれたのが『FIFAバロンドール』です。
各国代表の主将・監督及びサッカー記者の投票により、世界ナンバーワンプレーヤーが選ばれます。
(歴代受賞者)
2010年 リオネル・メッシ
2011年 リオネル・メッシ
2012年 リオネル・メッシ
2013年 クリスティアーノ・ロナウド
2014年 クリスティアーノ・ロナウド
2015年 リオネル・メッシ
2016年 クリスティアーノ・ロナウド
2017年 クリスティアーノ・ロナウド
2018年 ルカ・モドリッチ
これを見てみると2018年に『ルカ・モドリッチ』選手が受賞するまでは、『リオネル・メッシ』選手と『クリスティアーノ・ロナウド』選手の2人のどちらかが受賞を続けていました。
長年世界のサッカー界を牽引してきた両選手ですが、移籍や怪我の影響また新たに
台頭してきた若手選手もいるので、今後は誰がバロンドールを獲得するか毎年わからないような時代になるのではないでしょうか。
2019FIFAバロンドール候補者予想
【2019バロンドール候補第3位】クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーからユヴェントスへの移籍もありました。
しかし、昨年度はユヴェントスでセリエAの優勝に大きく貢献!また14シーズン連続2桁得点という、相変わらずの点取り屋の一面を見せました。
また欧州のナショナルチームのナンバーワンを決めるネーションズリーグでも、ポルトガルの優勝に大きく貢献した点は評価されますが、欧州CLではベスト8で敗れた点がマイナス評価となり3位予想です。
【2019FIFAバロンドール候補第2位】リオネル・メッシ
最盛期は過ぎたとは言ってもまだまだクリスティアーノ・ロナウド選手と同様にバロンドールの候補者として、獲得争いには絡んでくるのが『リオネル・メッシ』選手です。
昨シーズンはバルセロナで、リーガ・エスパニョーラ優勝に貢献しました。
また、自身もリーガ・エスパニョーラで34試合で36ゴールと1試合1点以上のペースでゴールを決めて6度目の得点王に輝きました。
リーガ・エスパニョーラにおいて6度の得点王は最多タイの記録になっています。
国内リーグでの大活躍もあったので欧州CLでの優勝さえあれば、リオネル・メッシの獲得は間違いなかったでしょうが、ベスト4で敗れてしまったので獲得の可能性は少し薄まりました。
しかし、先日発表されたFIFAの最優秀選手賞も獲得しておりますので、受賞者の発表まで希望は持ち続けられる選手です。
【2019FIFAバロンドール候補第1位】ファン・ダイク
これまでの10年間、世界のサッカー界を牽引してきた『クリスティアーノ・ロナウド』選手や『リオネル・メッシ』選手を差し置いて、2019年のバロンドール候補の最有力はリヴァプール所属のオランダ人DFの『ファン・ダイク』選手とさせてもらいました。
ファン・ダイク選手所属のリヴァプールは、昨シーズンのプレミアリーグを制覇しました。
また欧CLでも決勝でトットナムをくだして、リヴァプールの14年振りとなる優勝に大きく貢献しました。
彼はこの試合で、UEFAが選ぶマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれています。
(ファン・ダイクが1位と予想される理由)対人の強さ
彼は主にセンターバックとして活躍する選手ですが、対人の強さは他を寄せ付けません。
昨シーズンの全50試合で相手に一度も抜かれなかったという記録を残しています。
ボールを保持している方が圧倒的に有利なサッカーにおいて、一度も抜かれないということは考えられないくらいにすごいことです。
まさに、漫画の世界で言う「鉄壁の守備」です。
また、空中戦の勝率も75%を超えているのも驚異的な数字です。
もし、ファン・ダイク選手がFIFAバロンドールを受賞したら?
昨シーズンの活躍を見れば、ファン・ダイク選手がバロンドールの最有力候補として挙げられることに誰もが納得すると思います。
そこで注目していただきたいのは、ファン・ダイク選手のポジションです。
彼はセンターバックとして、活躍する守備的なポジションの選手です。
リオネル・メッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手が、攻撃的な選手として候補に入っている中では異色と言えます。
それもそのはずでこれまでにFIFAバロンドールを獲得したのは全てが攻撃的なポジションの選手なのです。
もし、ファン・ダイクがFIFAバロンドールを獲得すれば、FIFAバロンドールになってから初めての快挙です。
また『FIFA最優秀選手』と『バロンドール』が、まだわけられていた時代を見てもDFの選手が獲得したのは『2006年のカンナバーロが受賞したのが最後』となっています。
まとめ
FIFAバロンドールは、各国の代表監督や主将による投票で決まる最優秀選手賞で本当に名誉ある賞です。
今年の最有力候補は『ファン・ダイク』選手にしましたが、発表の瞬間までは誰になるかはわかりません。
また、今はリオネル・メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手の時代から、次の時代へと移り変わる時期でもあります。
今回は紹介していないムバッペをはじめとする若手の選手が、今後のバロンドールに関わって来ると思います。
『リオネル・メッシ』『クリスティアーノ・ロナウド』に変わる新たな選手の発掘にも注目が集まる欧州サッカーです!